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re:Inventでの新サービス発表をマネジメントコンソールのアレベースで振り返る

Last updated at Posted at 2018-12-03

この記事はAWS #2 Advent Calendar 2018の7日目の記事です。

AWS最大のイベントであるre:Invent 2018が終了しました。
今年も新サービスやアップデートがぞくぞくと発表され、いい加減追いつけません(毎年言ってますが)。

そこで、過去3年分のre:Inventにおいて、どの分野で新サービスが多くリリースされているのか?を振り返ってみました。

サービスグループ

マネジメントコンソールに表示されるコレ(コンピューティング、ストレージ・・・)のことです。
※勝手に「サービスグループ」と呼んでいます。おそらく正式名称ではありません(正式名称があるのかもわからん)
AWSManagementConsoleServiceMenu.png

新サービスを振り返る

re:Inventでの発表を機に、サービスグループに追加されたサービスを数えてみました。
※ALBなど、他のサービスにメニューが包含されているものは無視してます

re:Invent 2018

グラフで見てみる

2018年12月1日時点、以下の数だけサービスグループにサービスが追加されたことを確認できました。
なお、発表されたサービスは以下のブログから確認しました。

re:Invent 2018 11月26日 アップデートのまとめ
re:Invent 2018 11月27日 アップデートのまとめ
re:Invent 2018 11月28日 アップデートのまとめ
re:Invent 2018 11月29日 アップデートのまとめ
re:Invent 2018 11月30日 アップデートのまとめ

NewServiceCountReInvent2018.png
サービスグループに追加された総数は20です。

幅広いカテゴリで新サービスが追加されていますが、「管理とガバナンス」「IoT」のカテゴリが多いですね。
また、「移行と転送」「ネットワーキング & コンテンツ配信」といったエンタープライズ向けの需要がありそうなカテゴリで、それぞれ2つのサービスが追加されているのもおもしろいですね。
ちなみに、Robotics、ブロックチェーン、衛星の3つは新規のカテゴリです。

追加サービスの内訳

  • ストレージ
    • FSx
  • 移行と転送
    • AWS Transfer for SFTP
    • DataSync
  • ネットワーキング & コンテンツ配信
    • Global Accelarator
    • AWS Cloud Map
  • Robotics
    • AWS RoboMaker
  • ブロックチェーン
    • Amazon Managed Blockchain
  • 衛星
    • Ground Station
  • 管理とガバナンス
    • Control Tower
    • AWS License Manager
    • AWS Well-Architected Tool
  • メディアサービス
    • MediaConnect
  • 機械学習
    • Amazon Personalize
    • Amazon Forecast
  • 分析
    • MSK
  • セキュリティ、 アイデンティティ、 コンプライアンス
    • Security Hub
  • モバイル
    • AWS Amplify
  • IoT
    • IoT Things Graph
    • IoT Events
    • IoT SiteWise

なお、上記のほかにもいくつか新サービスの発表がありましたが、Previewだったりといった理由からか、サービスグループには追加されていませんでした。
※Amazon Lake Formation、Amazon Timestream、Amazon Textractなど

発表当時を振り返る

当時というか、つい先日の話ですが。。。

新規カテゴリのAWS RoboMaker、Ground Station、Amazon Managed Blockchainは、色んな意味で驚きましたねw

当面、そしてその先もRoboMaker、Ground Stationを触る機会はないと思いますが、AWSが見据えているモノの大きさを実感したサービスでした(何ができるのかは全然わからんw)。

Amazon Managed Blockchainはいよいよ来たか、といった感じですね。
分散型ブロックチェーンのAmazon Managed Blockchainだけでなく、中央集権型のAmazon Quantum Ledger Databaseの登場によって、ブロックチェーンへのハードルが一気に下がりそうな予感です。

re:Invent 2017

グラフで見てみる

当時と今でグループ名やカテゴライズが同じかわかりませんが、とりあえず2018と同様に数えてみました。
なお、発表されたサービスは以下のブログから確認しました。

【速報】AWS re:Invent 2017 Keynote 1日目で発表された新サービスまとめ #reinvent
【速報】AWS re:Invent 2017 Keynote 2日目で発表された新サービスまとめ #reinvent

NewServiceCountReInvent2017.png
サービスグループに追加された総数は24です。

目に見えて多いのが、「メディアサービス」「機械学習」「IoT」ですね。
また、2018年は新サービスが追加されていないグループの多くで、サービスが追加されているのが目立ちます。

追加サービスの内訳

  • コンピューティング
    • EKS
  • データベース
    • Neptune
  • 開発者用ツール
    • Cloud9
  • メディアサービス
    • Kinesis Video Streams
    • MediaConvert
    • MediaLive
    • MediaPackage
    • MediaStore
    • MediaTailor
  • 機械学習
    • Amazon SageMaker
    • Amazon Comprehend
    • AWS DeepLens
    • Amazon Transcribe
    • Amazon Translate
  • セキュリティ、 アイデンティティ、 コンプライアンス
    • GuardDuty
  • モバイル
    • AWS AppSync
  • 拡張現実 (AR) とバーチャルリアリティ (VR)
    • Amazon Sumerian
  • アプリケーション統合
    • Amazon MQ
  • ビジネスアプリケーション
    • Alexa for Business
  • IoT
    • Amazon FreeRTOS
    • AWS IoT 1-click
    • IoT Analytics
    • IoT Device Defender
    • IoT Device Management

発表当時を振り返る

機械学習とIoT周りがアツかったのは今でも覚えています。
が、もっとアツかったのはコンテナ周りでしょう。EKSとFargateの登場はざわつきました記憶があります。

それと、セキュリティ周りもうれしい発表(GuardDuty、WAF Managed Rules)がありましたね

re:Invent 2016

グラフで見てみる

同じように数えてみました。
なお、発表されたサービスは以下のブログから確認しました。

AWS re:Invent 2016 発表された新サービス・新機能を一挙紹介!(トピック・関連エントリまとめ) #reinvent

NewServiceCountReInvent2016.png
サービスグループに追加された総数は14と少なめです。

最も多いのは、「機械学習」ですね。
確かこのタイミングで「機械学習」のグループが追加されたような。。。

追加サービスの内訳

  • コンピューティング
    • Lightsail
    • Batch
  • 開発者用ツール
    • CodeBuild
    • X-Ray
  • 機械学習
    • Amazon Lex
    • Machine Learning
    • Amazon Polly
    • Rekognition
  • 分析
    • Athena
    • AWS Glue
  • セキュリティ、 アイデンティティ、 コンプライアンス
    • Shield
  • アプリケーション統合
    • Step Functions
  • カスタマーエンゲージメント
    • Pinpoint
  • IoT
    • IoT Greengrass

発表当時を振り返る

この年に初めて機械学習とIoT関連のサービスが発表されたような気がします(違かったらごめんなさい)。
上記に加えて、「分析」のAthena、AWS Glueは個人的にゲキアツな発表でしたね
Athenaについては、私もちょこちょこ触ったりしました。
Amazon Athenaにおける文字コードの考え方
Amazon Athenaで作成するデータベース名、テーブル名、列名に日本語を使ってみた

また、Amazon EC2 Systems Manager(現在はAWS Systems Manager)が発表されたのもこの年でしたね。

振り返ってみて

「機械学習」と「IoT」は継続して新しいサービスを発表し続けており、AWSとしても力を入れていることが伺えました。
にも関わらず、上記サービスをまったく使っていない私の時代遅れ感を痛感しました。。。

トレンドを十分取り入れたサービスを生み出し続ける一方で、既存サービスの強化(ここではあまり言及していませんが)も忘れないAWSの底知れなさを感じた今日この頃です。

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