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MacのTimeMachineバックアップ先をWindowsの共有フォルダにする

Last updated at Posted at 2021-11-26

MacのTimeMachineバックアップ先をWindowsの共有フォルダにする

作業の備忘録になります

環境

Windows 11 Pro + USB3 HDD(RAID)
macOS 11.5 BigSur

Windows 共有フォルダ作成

Windowsにバックアップ用の共有フォルダを作成します
共有フォルダを作成するドライブは、exFATでフォーマットされている必要があります

Mac Windowsの共有フォルダへ接続

Macから共有フォルダに接続するための設定をします
参考
MacからWindowsコンピュータに接続する

Finder  を起動、メニューからWindowsサーバへ接続します
スクリーンショット 2021-11-26 21.57.09.png

Mac 空のイメージを作成

ディスクユーティリティを起動
アプリケーション > ユーティリティ > ディスクユーティリティ

ファイル > 新規イメージ > 空のイメージを作成
空のイメージ作成.png

設定例、サイズはMacのHDDサイズは必要です
スクリーンショット 2021-11-26 21.41.37.png

ディスクトップに TimeMachineドライブ と、ファイル TimeMachine.sparsebundle ができます
スクリーンショット 2021-11-26 21.45.54.png

ドライブを右クリック、TimeMachineを取り出す
スクリーンショット 2021-11-26 21.47.47.png

ファイル TimeMachine.sparsebundle を共有フォルダのTimeMachineバックアップを保存する場所にコピー
ダブルクリックで開くと、先ほどと同じようにドライブ TimeMachine がディスクトップに表示されます
ディスクトップの TimeMachine.sparsebundle はゴミ箱へ

Time Machineのバックアップ先として設定します

ターミナルにフルディスクアクセス権限を付与

システム環境設定 > セキュリティとプライバシー > プライバシータブを選択
左下のロックアイコン > ロック解除
フルディスクアクセスを選択 > ターミナル にチェック
左下のロックアイコン > ロック
スクリーンショット 2021-11-26 22.43.28.png

ターミナルからコマンドで共有ドライブを保存先に設定

Macのターミナルを起動します

作成した名前のドライブ (例 TimeMachine)がマウントされていることを確認します

% ls /Volumes 
BOOTCAMP	Mac		Share		TimeMachine

設定コマンドは sudo tmutil setdestination /Volumes/<作成した名前のドライブ名>

% sudo tmutil setdestination /Volumes/TimeMachine 
Password:
% 

ターミナルにフルディスクアクセス権限が設定されていないと、以下のようなエラーが出ます

% sudo tmutil setdestination /Volumes/TimeMachine 
Password:
tmutil: setdestination requires Full Disk Access privileges.
To allow this operation, select Full Disk Access in the Privacy
tab of the Security & Privacy preference pane, and add Terminal
to the list of applications which are allowed Full Disk Access.
% 

TimeMachineの設定

システム環境設定からTimeMachineを開く
保存先が設定済であることを確認し、バックアップディスクを自動作成 にチェックします
注意:共有フォルダとの接続が安定しない場合は、定期的に手動で実施すること
スクリーンショット 2021-11-26 22.49.49.png

ターミナル / スクリプトで TimeMachine を実行

TimeMachine実行をスクリプトで制御するのが安心です
今すぐバックアップを作成 するコマンドは以下になるようです

sudo tmutil startbackup
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