購入動機
Amazon などで激安ミニPCが3万円以下で売られています。CPU は以前なら Celeron、現在ならその後継である N シリーズが普通です。
Linux 用の PC を探していたら、旧世代の CPU である Celeron を積んだミニ PC が1万8千円台で売られていたので衝動買いをしてしまいました。以前は Paspberry Pi 4 を使っていたのですが、ケースや電源を含むセットで1万5千円くらいしたのでかなりお買い得です。
因みに Raspberry Pi 4 はメモリ 4GB、ディスク (SDカードですが) 32GB でした。一方、このミニ PC はメモリ 8 GB、ディスク (SSD) 256 GB とはるかにリッチです。
OS の入れ替え
中華製ミニ PC にはたいてい Windows 11 Pro がインストールされています。日本で買うと2万円以上するので、ライセンスを別に購入する必要があるのか心配ですが、特にそのようなことはなくアクティベーションコードなどを入力することなく普通に起動します。
そのまま Windows を使い続けるのはマルウェアなどの心配もあるので、Linux に入れ替えるほうが安全だし快適に使えます。(Celeron で Windows 11 は重すぎる)
以前は DVD に Linux を焼いて起動することが普通でしたが、最近は USB メモリから起動するのが普通です。と言うか、DVD が付いてないので USB メモリから起動するしかありません。
起動用 USB メモリを作成し、USB コネクタに刺して電源を投入したのですが、Windows が起動してしまいました。BIOS 画面を起動し、ブート順を確認すると SSD から起動するようになっていました。USB メモリから起動するように変更し、再起動したら Ubuntu のインストール画面が表示されました。後は、画面に従ってユーザ名などを設定してリブートすると見事、Ubuntu が起動しました。
このミニ PC について
- メーカー: MINISFORUM
- 機種: GK41
- CPU: Intel Celeron J4125
- メモリ: 8GB
- SSD: 256 GB
- USB ポート: 4
- HDMI: 1
- Display Port: 1
- 有線 LAN コネクタ: 2
- Wifi
- Bluetooth
- アナログ音声出力
CPU 性能
- Class: Desktop
- Socket: FCBGA1090
- Clockspeed: 2.0 GHz
- Turbo Speed: 2.7 GHz
- Cores: 4 Threads: 4
- Typical TDP: 10 W
- Muliti Thread Rating: 2936
- Single Thread Rating: 1153
サイズ
非常に小さくて軽いです。縦横に関しては macMini とほぼ同サイズ、高さは 2 / 3 くらいです。
13 cm x 13 cm x 3.5 cm
使用感
通常の作業はほぼ快適に使えます。ただし、巨大なファイルを扱っているわけではないので、その場合はどうなるかはわかりません。
- ターミナル: 快適
- VSCode: 快適
- YouTube: 快適
- 音楽再生 (VLC Player): 快適
- Full-HD 動画再生 (VLC Player): 快適
- Libre Office: 快適
- 描画 (Gimp): 快適
VSCode 起動後、ログアウトしてしまうという不具合がありましたが、キーリングがロックされていたため、Github ユーザが取得できないためとわかりました。
メインマシンの予備とかに使うなら十分という感じです。