こんにちは!
今回は、VMwareについてまとめました。
エンジニアをしていると検証環境の構築のために、仮想環境を準備することが多々あると思います。
本記事では、VMware関連の用語についてまとめてみました。
現場でよく耳にするVMwareってなんぞやといった際の参考になればと思います。
VMwareとは
VMwareは企業名です。
正式名称はVMware, Inc
本拠地はアメリカで、日本にも、東京都港区と大阪府北区に2拠点、存在しています!
ポイント
世間的にはVMwareといった単語があたかも仮想構築ソフトのように呼ばれていますが、正式には異なります。
vSphereとは
vSphere は VMware, Incが提供する仮想化プラットフォームです!
vSphereを使えば、可用性に優れた仮想化環境を比較的簡単に構築することができます!
主なコンポーネントとしてESXiやvCenterなどが挙げられます!
イメージ参考
後述するESXiやvCenterなどを動かすための基盤的なイメージ
vCenterで複数サーバを管理する場合、管理者が定期的にサーバ状態を確認する必要がある。
管理者がVMware vCenter Serverにアクセスし操作する際に使うGUIベースのインターフェイスがvSphere Client。
ESXiとは
ESXiとはVMware, Incが提供している、ハイパーバイザーです!
仮想化の土台となる部分で、1台の装置に何台もの仮想マシンを立てることができます!
その為、物理サーバと比べてコストと場所を節約できます!
また、その他のメリットとして、仮想マシンのCPUやメモリ、ディスク等の構成を簡単に設定・変更することができます!
ポイント
よく耳にする仮想ソフトではMicrosoftのHyper-Vなどがあります。
ざっくりイメージで考えれば、自分の持ってるPCの中に仮想環境を構築する際に動くやつってイメージ
vCenterとは
vCenterは、VMware, Incが提供している仮想化管理サーバです!
複数のESXiで作成した仮想マシンをvCenter上で運用・管理することができる為、運用負荷を軽減できるというメリットがあります!
複数のサーバーに、同じ内容の作業を一括で適用したり、仮想マシンを別のサーバーに移動したりすることが可能です。
それだけでなくvCenterがあると、vSphere HA やDRS、vMotionという機能を使うことができます!
補足:vSphere HA
サービスが急に使えなくなったりする可能性を下げて、安定した状態に素早く戻す仕組み
ESXiに何か障害が起きてダウンした場合に、そこで稼働していた仮想マシンを、別のESXiに移動させてダウンタイムを少なくする事ができる
補足:DRS
クラスタ間の負荷分散を自動的に行う
あるESXiサーバの負荷が高まった際に、仮想マシンをリソースに余裕がある別のESXiサーバへ自動的に移動させる機能。これにより、ESXiサーバのリソースを効率よく活用でき、パフォーマンスの低下を防止することができます!
注意事項
自分が意図してないサーバに移動してしまったりなど少し複雑な部分もある
補足:vMotion
物理サーバのメンテナンスなど計画的に物理サーバを停止する必要がある場合に使用する移行機能
vSphere HA とvMotionの比較
vSphere HA:
機能としては常に有効にしておき、いざ物理サーバに障害が起きた際に自動で保護してくれる復旧の仕組み
vMotion:
計画的に物理サーバを停止する必要がある場合に使用する移行機能
まとめ
ハイパーバイザーである「ESXi」上で仮想マシンが動作し、
仮想化管理の役割を担う「vCenter Server」はESXi上のリソースを一元管理・運用し、
これらをひとまとめにしたプラットフォームを「vSphere」と呼ぶ!