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Zipkin: AutocompleteTags機能の紹介

Last updated at Posted at 2019-03-07

はじめに

ZipkinにおいてAnnotationやTagを条件にトレース検索したい場合、AnnotationQueryを使うのが唯一の方法でした。
しかしAnnotationQueryは以下の点でユーザに負担を強いるため、初心者にとってはいささかハードルの高いものでした。

  • ユーザがクエリのフォーマットを覚えなければならない
  • ユーザがAnnotation名やTagのキーやバリュー値を覚えなければならない

そうした問題を解決するため、Zipkin-2.11.x 〜 2.12.xでAutocompleteTagsという機能が追加されました。
この機能を用いればTagのキーとバリューが補完されるようになり、Tag情報を用いたトレースの検索が比較的簡単になること請け合いです。

使い方

Zipkinの実行時にAUTOCOMPLETE_KEYSという環境変数に補完したいタグのキー文字列をカンマ区切りで指定するだけです。

AUTOCOMPLETE_KEYS=key1,key2,...,keyN java -jar zipkin.jar

具体例

例としてこのトレース情報を使ってみます。
このトレース内のスパンはservice_asg_nameservice_cluster_nameという名前のキーのタグを持っているので、これらを補完してみることにします。

起動

上述したように起動時には環境変数AUTOCOMPLETE_KEYSに補完したいキー名を指定します。

AUTOCOMPLETE_KEYS=service_asg_name,service_cluster_name java -jar zipkin.jar

データのPOST

JSONファイルへのパスは適宜変更してください。

curl -XPOST -H "Content-Type: application/json" http://localhost:9411/api/v2/spans -d @netflix.json

動作の確認

localhost:9411にブラウザでアクセスして…。

zipkin-autocompletetags.gif

service_asg_nameservice_cluster_nameというキーと、それぞれに対応するバリューが補完されていることと、それらを用いて検索ができてることが確認できると思います。

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