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Android で Debian のデスクトップ環境を動かして日本語入力できるようにするところまで

Last updated at Posted at 2020-01-11

Android に UserLAnd という Linux ディストリビューションを環境構築するアプリケーションがあるのですが、
デスクトップ環境でどうしても日本語入力が出来なかった(日本語入力が起動してくれない・・・)のであれこれ調べて試してみたものが以下になります。
このあと、Visual Studio Code + Graphviz で Markdown + PlantUML な環境も作りたいと思っています。
書きました

日本語入力(Anthy)のインストール

  1. UserLAnd をイントール
  2. UserLAnd を起動して Lxde を選択する(Debianを選択すると日本語入力の設定がうまく行かなかった)
  3. IDとパスワード(VNCも含めて2箇所)入力しCONTINUEボタンを押す→XSDLを選択してCONTINUEボタンを押す
  4. 数時間放置(端末の速度とネットワーク環境に依存すると思われる。)→Debianのデスクトップ画面起動(XServer XSDLが入っていない場合にはインストールを促されるのでインストールをする)→そこからまた数時間放置(左上にコンソールが出ており、小さい文字だがよく見るとインストールを行っている)→コンソールに udisks2 が依存関係でエラーと出ていたら最初からやりなおし。必ずエラーになる訳ではなく、運次第なのは謎。udisks2 ガチャ。
  5. コンソールに Stop and then restart ~ と出たら、UserLAnd で Lxdeを長押しして stop → 再び Lxde を選択してDebianのデスクトップを起動する
  6. Bash を起動する。 デスクトップ画面の一番左下の鳥(?)のようなマークのアイコンをクリックし以下の順にメニューを開いて Bash を起動する。以降の sudo ~、fcitx-configtool、fcitx-autostart はBashに入力するコマンド。 Debian > Applications > Shells > Bash
  7. リポジトリ(アプリケーションが入っている倉庫のようなもの)をアップデート sudo apt update
  8. リポジトリをアップグレード sudo apt upgrade
  9. 日本語フォントのインストール sudo apt install fonts-noto
  10. 日本語入力ツールのインストール sudo apt install fcitx-anthy
  11. dbus-launch コマンドをインストール(日本語入力ツールの不足分を追加する) sudo apt install dbus-x11
  12. 日本語入力ツールの設定 fcitx-configtool
  13. 日本語入力ツールのダイアログを表示するので以下の設定を行う
    1. Input Method タブを選択
    2. +ボタンを押す
    3. Only Show Current Language のチェックボックスからチェックを外す
    4. チェックボックスの下の入力欄に Anthy と入力する
    5. Anthy が上のボックスに出るので選択し、OKボタンを押す
    6. 続いて、Global Config タブを選択
    7. Trigger Input Method で日本語と英語を切り替えるボタンを設定する
    8. ダイアログの右上のxを押してダイアログを閉じる
  14. 日本語入力を起動する fcitx-autostart

設定は以上。
動作確認には標準で入っているテキストエディタが使える。

補足)
- 日本語入力ツールの設定をする前に、日本語入力を起動しておかないと Anthy が日本語入力ツールの設定ダイアログに出てこない場合があるらしい。
- 仮想キーボードには Hacker's Keyboard が Ctrl キーや Esc キーがあるので、Linux 環境では使いやすいと思われる。
- 普段使っているソフトウェアキーボードと、Hacker's Keyboard の切り替えに Keyboard Switcher を使うと便利。通知(Notification)から切り替えを行うことができる。

標準テキストエディタの起動方法

デスクトップ画面の一番左下の鳥(?)のようなマークのアイコンをクリックし以下の順にメニューを開いて Mousepad を起動する

Debian > Accessories > Mousepad

テキストエディタが開いたら、前述の Trigger Input Method で設定した操作で日本語の入力モードに入れるか確認する。

日本語入力の自動起動

日本語入力は自動的に起動しないので、毎回コマンドを入力する必要がある。
面倒なので、OSへのログイン時に一緒に起動してもらうことにした。

  1. ファイルマネージャーの起動 デスクトップ画面の一番左下の鳥(?)のようなマークのアイコンをクリック > System Tools > File Manager PCManFM
  2. フォルダの移動 /data/data/tech.ula/files/1/home/(最初に設定したID)
  3. 隠しファイルの表示 File Manager PCManFM のメニュー View > Show Hidden にチェックを入れる
  4. .bashrc を右クリックして(あるいはタッチパネルで二本指でタップ)コンテキストメニューからMousepad を選択する
  5. 以下を適当な位置(私な一番下の位置にした)に入力して保存する
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx

fcitx > /dev/null 2>&1

これで次回から自動的に日本語入力を起動する。
本来は、.bashrc に記載するのはあまりよくないという情報も見たが、今回は目をつぶることにした。
何かあったら自己責任で修正が必要になる。

参考サイト)
ChromebookのLinux(Crostini)の日本語入力をAnthyで構築

Chromebook C101PAでVSCodeを使う。(Crostini使用)

fcitxで「正しくfcitxに接続できません。」エラーが発生したときの対応

Chrombook C101PAにVisual Studio Codeをインストールしてみる

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