#概要
Windows版VirtualBoxでWindowsPEが入っているUSBメモリからブートをさせる。
#実証環境
- Windows10 Pro
- VirtualBox 5.2.20
#方法
流れとしては
- 仮想ディスク(vmdkファイル)を作る
- vmdkファイルを仮想ハードディスクとしてVirtualBoxに追加する
- 実行する
の順番です。
##仮想ディスクvmdkファイルを作る
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対象となるUSBメモリの物理ディスク番号を調べます。
管理者権限で開いたコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。wmic diskdrive list brief
その結果から,USBメモリに対応するデバイスID(\\.\PhysicalDrive(数字)
)を記憶しておきます。
今回の説明では,\\.\PhysicalDrive1
と仮定します。
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コマンドプロンプトにて,以下の操作をします。
- cd (Virtualboxがあるディレクトリ)
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VBoxManage.exe internalcommands createrawvmdk -filename "C:\usb.vmdk" -rawdisk \\.\PhysicalDrive1
C:\usb.vmdk
は,任意の場所で構いませんが作成後のファイル移動はできないので気を付けてください。
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VirtualBoxで読み込む
以下の順序で操作します。- 管理者権限でVirtualBoxを起動
- 新規(N)のVMとして設定します。
- WindowsPEの場合はOSの設定をMicrosoft WindowsのOther Windowsに設定します。
- [ハードディスク]は
仮想ハードディスクを追加しない
に設定します。
- [設定]→[ストレージ]→[ハードディスクを追加(ハードディスクのアイコン)]→[既存のディスクを選択]→先ほど作ったvmdkファイルを指定
- 管理者権限のままそのVMをクリック→実行
##注意事項
実行する際は,必ずVirtualBoxを管理者権限で起動させる必要があります。