概要
AlibabaCloudのRDSを利用していてバックアップファイルを別にとって置けたら嬉しいなぁと思い検証しました。
RDSインスタンスを消すとRDSのバックアップファイルは消えちゃうし、DRとか考え始めるとOSSにコピーして持っておく意味はあるかなと。
手順1.〜2.での対応
1. RDSインスタンス作成
RDS コンソールを開く
コンソールへログインして上部の「プロダクトとサービス」から「Apsara for RDS」を選択する。
RDSインスタンス作成
購入の際は、サブスクリプションか従量課金かの選択に注意して要件にそって購入します。
2. RDSのバックアップ
RDSのバックアップファイルの確認
RDSインスタンスの管理コンソールを開く
RDSバックアップの管理コンソールを開く
RDSバックアップファイルのVPC内のURLリンク(認証付き)を確認
同一VPC内にコピーをするので「イントラネットアドレスをコピーする」
【補足】RDSのバックアップについて
RDSインスタンスを作成すると自動でバックアップが作成される。
デフォルトは毎日13時〜14時にバックアップを実施する。SQLserverはフルと増分を繰り返す仕様になっている。
詳しくは以下の参考URLを参照。
参考:RDS データのバックアップ
手順3.〜5.での対応
3. OSS作成
OSS管理コンソールを開く
コンソールへログインして上部の「プロダクトとサービス」から「Objet Storage Service」を選択する。
バケット(ファイルの容れ物)を作成
バケットの確認
OSS管理コンソールの左ペインに作成したバケット名が表示されるのでクリックし内容を確認してみる
4. OSSFSを導入設定
今回は、RDSのバックアップ先にOSSを選択するがOSSFSを利用する。
OSSFSはオブジェクトストレージをECS(Linux)へマウントするツール。
OSSFSをインストール
# wget https://github.com/aliyun/ossfs/releases/download/v1.80.3/ossfs_1.80.3_centos7.0_x86_64.rpm
~snip~
`ossfs_1.80.3_centos7.0_x86_64.rpm' へ保存完了 [1149462/1149462]
# yum localinstall ossfs_1.80.3_centos7.0_x86_64.rpm
読み込んだプラグイン:fastestmirror
~snip~
完了しました!
# echo <OSS名>:<AccessKeyID>:<AccessKeySecret> /etc/passwd-ossfs
# chmod 640 /etc/passwd-ossfs
参考:SBクラウド:OSSFSによるOSS as FileSystem
OSSのマウント
マウントポイントとして「/var/tmp/ossfs」を作成しマウント
# mkdir /var/tmp/ossfs
# ossfs <oss名> /var/tmp/ossfs -ourl=oss-ap-northeast-1-internal.aliyuncs.com
アンマウントは以下
# fusermount -u /var/tmp/ossfs
5. OSSへバックアップファイルをコピー
OSS(OSSFS)へバックアップファイルをダウンロード
ダウンロードファイルのURLは、手順2.でコピーしたバックアップファイルのURLを利用
# curl -O "http://rdsbakbucket-japan.oss-ap-northeast-1-internal.aliyuncs.com/custins***/hins***.zip?OSSAccessKeyId=***=***&Signature=***"
終わりに
DRなどのデータ保管の為にやってみましたが、もっとイケてるやり方あるよという方いらっしゃいましたら教えて下さい。