株式会社船井総研デジタルのよもぎたです。
つい先日、受験準備編を投稿しましたが、その次がいきなり受験の振り返りです。その間のアウトプットがないのは反省です。毎日のように学習内容のまとめをアウトプットしている同僚の@fsd-jumeを見習いたいものです。
試験結果と学習方法、今後(直近)について
昨日10/10に受験して、無事合格しました。分野別のスコアとしては、「セキュリティ、コンプライアンス、ID の概念について」は100%だったものの、他の3つ、Microsoftソリューションについては80%前後と、合格はしたものの不満の残るスコアでした。試験対策は、AZ-900試験同様、Microsoft Learnでの座学です。
自身の復習もかねて、試験範囲のMicrosoftソリューションのまとめ・整理を今週中にアウトプットしたいと思います。
座学で試験に合格(資格取得)することの是非について
座学だけで試験に合格してよいのか?資格取得して役に立つのか?というのは昔から議論されていることですが、個人的には、AZ-900試験、SC-900試験に関しては「座学で合格」でよいと考えています。(もちろん、実環境に触れているに越したことはないですが)。なぜなら、受験対象者としてビジネスユーザーや学生さんが含まれていて、エンジニアのためだけの試験ではないからです。試験内容の面からも、クラウドの基礎やAzureをはじめとするMicrosoftソリューションにどんなものがあるかを「知っている」のを証明する試験で、それを使って「何かができる」ことを証明する試験ではないと考えるからです。
AZ-900試験やSC-900試験に合格していることをもって実務で即戦力扱いするのが、試験内容・資格概要を理解していない行為だと思います。「基礎知識はあるんだね」位の認識が正しいと思います。
試験の振り返り
話がそれましたが、SC-900試験について振り返ってみたいと思います。
まず、試験範囲のおさらいです。
- セキュリティ、コンプライアンス、ID の概念について説明する (10 - 15%)
- Microsoft Identity およびアクセス管理ソリューションの機能について説明します (25-30%)
- Microsoft セキュリティ ソリューションの機能について説明する (25 - 30%)
- Microsoft コンプライアンス ソリューションの機能について説明する (25-30%)
一つ目の「セキュリティ、コンプライアンス、ID の概念」は、情報処理技術者試験の情報セキュリティマネジメント試験に近いなと感じました。クラウドに重点が置かれているなどの違いはあります。受験後に試験内容に踏み込むのは規約の面でアウトな気がするのであまり踏み込みません。しかし、Microsoft Learnの内容をしっかり読み込めば十分合格ラインに到達できると思います。
残りの3つの領域は、情報セキュリティに関して、決して深くはないものの、広い知識が求められます。さらに、それらに関連するMicrosoftソリューションの知識が上乗せで要求されます。私は前者はある程度あったものの、後者は詰め込みでした(言い訳)。
ここでネックになるのが、提供されているMicrosoftソリューションの幅広さと奥深さです。「マイクロソフトは世界最大のセキュリティベンダ」というだけのことはあります。
肝はAzure ADとMicrosoft 365 Defenderに集約されると思うのですが、提供されている機能が多岐にわたるのはもちろん、一部エディションによる違いも考慮しないといけないのが大変でした。正直、この3領域はMicrosoft Learnだけでなくて、各ソリューション、プロダクトの紹介ページくらいは押さえておいた方がよかったと思いました。この辺りは追ってまとめたいですね、今後の自分のためにも。
まとめ
いずれにしろ、合格できてよかったです。次はAZ-104/Microsoft 認定:Azure Administrator Associateを目指します。ざっと学習ガイドに目を通しましたが、ここからは実際の環境で手を動かしていった方がよさそうですね。楽しみです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。