はじめに
CloudWatch SyntheticsのCanaryを削除すると、同時に使用しているリソースも削除されるようになったという発表がありました。
こちら個人的に結構嬉しいアップデートだったので、紹介します。
どういうことか
CloudWatch Syntheticsはエンドポイントの外形監視を行うサービスです。
定期的にエンドポイントを叩きに行って死活監視を行ってくれます。
詳しくは公式ドキュメントをご参照ください。
CloudWatch SyntheticsはCanaryを作成する際にLambdaを作成します。(Lambdaでスクリプトを定期的に実行することにより、エンドポイントの監視を行います。)
以前までは、Canaryと同時に作成されたLambdaはSyntheticsコンソール削除できませんでした。削除するにはLambdaコンソールからLambdaを探して削除する必要がありました。
しかし、今回のアップデートによりCanaryを消すだけでLambdaやRoleも同時に消されるようになりました。(嬉しい)
これによってLambdaの消し忘れがなくなりゴミリソースが減りますね!
ためす
試してみます。..といっても作成して削除するだけです。
適当にCanaryを作りました。
(IAM Roleを適当につけたせいでS3へのアクセス権限がなく、失敗しました。)
SyntheticsのコンソールからCanaryを消します。
すると、削除確認画面が表示されました!以前までは存在しませんでした。
数秒で削除が完了しました。
試しにLambdaやIAMから当該リソースを検索しましたが、存在しませんでした。
以上です。
CloudWatch Syntheticsの細かいアップデートの話でした。
個人的に気になっていた(地味に嫌な)部分だったので今回アップデートが入って非常に嬉しいです!