最新のJavaプログラミング環境設定
WindowsとmacOSにおいてJavaプログラミングする上での必要となるモジュールのインストールと環境設定を、JDKインストールから、ディフェクトスタンダードなGradle,VSCodeの設定を行い、Javaプロジェクトを作成しデバックするまで一気に解説します。
1. JDKのインストール
Javaには主に2つのディストリビューションがあります。Javaアプリケーションを実行するための環境のみを提供するJRE(Java Runtime Environment)と、JREに加えてjavacコンパイラやライブラリなどの開発ツールを含むJDK(Java Development Kit)です。このガイドでは、JDKをインストールします。
JDKのディストリビューション(配布形態)には、大きくOpenJDKとOracleJDKがあり、どちらも機能はほとんど同じですが、使用ライセンスやサポートなどが異なります。商用利用の場合は比較・検討していくことが望ましいですが、自己学習するのであればどちらを選んでも良いでしょう。
Open JDK: https://openjdk.org/


Oracle JDK: https://www.oracle.com/jp/java/technologies/downloads/



ダウンロードしたら、インストーラーを起動してセットアップ プロセスを開始します。
Windowsインストーラーセットアップ
macインストーラーセットアップ
1.1. Windows11での環境設定
設定を開き、「システム」→「バージョン情報」に進みます。
右側にある「システムの詳細設定」リンクをクリックします。
「システムのプロパティ」ダイアログで、「環境変数...」ボタンをクリックします。
「システム環境変数」セクションで、以下の編集を行います。
・「新規...」をクリックして新しい変数を追加します。
変数名: JAVA_HOME
変数値: C:\Program Files\Java\jdk-21 (またはインストールディレクトリ)
・Path 変数を選択し、「編集...」をクリックします。
「新規...」をクリックして、以下のエントリを追加します: %JAVA_HOME%\bin


構成を確認するには:
Windows キー + R を押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログに「cmd」と入力し、「OK」を押します。
java –version
javac --version
JDK のバージョン番号が表示されれば、セットアップは正しく行われています。
1.2. macOSでの環境設定
ターミナルアプリケーションを開きます。次のコマンドを実行して、JAVA_HOME のパスを見つけます。
このパスをシェルの設定ファイル(例:zsh の場合は .zshrc)に追加します。

% /user/libexec/java_home
JAVA_HOME Path ← パスが表示される
% echo 'export JAVA_HOME=JAVA_HOME Path' >> ~/.zshrc
% source ~/.zshrc
構成を確認するには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
% java –version
% javac –version
JDK のバージョン番号が表示されれば、セットアップは正しく行われています。
2. Gradle のインストール
Gradle は、依存関係の管理を支援し、Java アプリケーションのコンパイル、テスト、パッケージ化のプロセスを自動化するビルド自動化ツールです。
2.1. Windows11でのインストール
Go to the Gradle releases page: https://gradle.org/



・クリック: Install Gradle N.n.n、クリック: Binary-only
最新バージョンのバイナリのみの zip ファイル。
ファイルを解凍し、フォルダ(例: gradle-9.0.0)を C: ドライブのルートに移動します。
パスはC:\gradle-9.0.0
・GRADLE_HOME 環境変数を追加します。
変数名: GRADLE_HOME
変数値: C:\gradle-9.0.0
・Path システム変数に新しいエントリを追加します。
%GRADLE_HOME%\bin
2.2. macOSでのインストール
macOSにGradleをインストールする最も簡単な方法は、パッケージマネージャーであるHomebrewを使用することです。
- Homebrewをお持ちでない場合は、まずインストールしてください。
https://brew.sh/ にアクセスし、インストール手順に従ってください。

- Homebrewがインストールされたら、ターミナルで次のコマンドを実行します。
% brew install gradle
3. IDE (VS Code) のインストールとセットアップ
IDE(統合開発環境)とは、プログラムの作成に必要な様々なツールを統合したソフトウェアです。VSCodeは軽量なテキストエディターですが、プラグインのインストールにより、コードの補完、デバッグ、バージョン管理などのIDEとして必要な機能が利用できる優れたプログラミングツールです。
3.1. VS Code のインストール
公式ウェブサイトから Visual Studio Code をダウンロードしてください。
https://code.visualstudio.com/download
お使いのオペレーティングシステム(Windows、macOS、Linux)に適したバージョンをインストールしてください。

インストールが終わったら、VS Codeを起動して下さい!
3.2. VS Code で Java 開発環境をセットアップする
VS Code の拡張機能を使用して、Java と Gradle の環境をセットアップします。
- 左側のアクティビティバーにある拡張機能アイコンをクリックします
- 検索バーに「Java」と入力し、Microsoft の Extension Pack for Java を検索します
- [インストール] をクリックします。このパックには、Java 開発に不可欠な拡張機能が含まれています。例えば、次のようなものがあります
• Red Hat の Language Support for Java™
• Debugger for Java
• Test Runner for Java
• Maven for Java
• Project Manager for Java
• Gradle for Java


3.3. プロジェクトフォルダの作成
プロジェクトとは、ソースファイルやその他のリソースを含む開発単位です。ここでは、シンプルな「Hello World」アプリケーションを作成します。まず、プロジェクトディレクトリとして使用する「hello-world」という名前のフォルダを作成します。


3.4. Java プロジェクトの作成
VS Code エクスプローラーで、「Java プロジェクトの作成」ボタンをクリックします。
プロジェクトフォルダ構造がエクスプローラーに表示されます。
app/src/main/javaフォルダのApp.javaをクリックしてソースコードを表示しましょう。

3.5. プログラムの実行とデバッグ
プログラムを実行またはデバッグするには、
アクティビティバーの「実行とデバッグ」アイコン
をクリックします。
ペイン上部の▶︎再生ボタンをクリックし、「App」構成を選択してプログラムを実行します。

launch.json を編集する必要がある場合は、次のように記述します。
デバッグ
App.java の行番号の左側のガターをクリックすると、ブレークポイントを設定できます。アプリケーションをデバッグモードで実行すると、この行で実行が一時停止され、プログラムの状態を検査できます。


デバッグ ツールバーには次のコントロールが用意されています。

継続 (F5): 次のブレークポイントまで実行を継続します。
ステップオーバー (F10): メソッド呼び出しにステップインせずに次のコード行を実行します。
ステップイン (F11): 次の行がメソッド呼び出しの場合、そのメソッドのコードにステップインします。
ステップアウト (Shift+F11): 現在のメソッドが返されるまで実行を継続します。
再開 (Ctrl+Shift+F5): デバッグセッションを再開します。
停止 (Shift+F5): プログラムを終了します。







