ランニングしながらAudibleで聴いた本です。
本のまとめというより、自分の心に残ったことを3つだけ書いてます。
とりあえず思ったことをメモするのが大切と思い、なるべく30分以内で書き上げています。
聴いた本
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
内田 和成 (著)
「論点思考」の兄弟本?です。「イシューから始めよ」に似た、仮説を持って取り組むことの重要性が語られていました。
私の業務内容からは厳密には合わない部分もありますが、「短期間に問題を解決する」という効率の良いやり方の実践方法やマインドが紹介されていて、良かったです。
(個人的満足度2.5/3、一般的なおすすめ度3/3)
心に残ったこと
仮説思考=情報を捨てることすら大切
仮説思考とは、ゴールを考えてから問題設計するやり方です。情報を100%集めずとも、20%程度の情報から、ゴールを立案します。情報を100%集めると、情報洪水に溺れて判断できないケースがあります。堅いやり方が好きな人ほどこの罠に落ちやすいようです。(心当たりがあります)
ちょっとやってダメなら進む方向を変えれば良い、というマインドで取り組むのが仮説思考です。
仮説思考では、大局的な思考が重要とのことです。ストーリーの幹を作ってから、枝葉を作っていくイメージです。
プレゼン資料であれば、空パック(メッセージだけ書かれて、中身のデータが無い資料)を先に作って、次のステップで細かい内容を埋めていくやり方です。
仮説には、厳密には2通りあり、問題発見の仮説と解決の仮説があります。
実際の問題解決は、「そもそも問題は何か?」から始めるケースが多いので、この2つを意識すると良さそうです。
仮説の立て方:解決策につながる仮説が大切。ディスカッションは負けるが勝ち
仮説の立て方として、解決策につながるような、一段掘り下げた仮説を立てることが重要です。
例えば「レストランが昼に混雑するのはなぜか」という問題に対して、「人気店だから」という仮説は解決につながらないですが、「回転率が悪いから」という少し掘り下げた仮説は解決に繋がる可能性があります。
また、仮説は他人に壁打ちしてみて、掘り下げていくことも重要とのことです。
相手からより良い仮説が出せれば、短期で問題解決につながるので、ディスカッションは負けるが勝ち、社内の恥はかきすて、とすら言っていました。
経験に裏打ちされた勘
仮説立案→検証を繰り返していくことで、経験に裏打ちされた勘を蓄えることができ、少ない情報から筋の良い仮説を立てることができるようになります。
ビジネスでは、どれだけスピーディに課題解決に向けた答えを出せるかが大切なため、仮説思考を実践し続けることで、「勘」を磨いていくことが重要とのことです。