ランニングしながらAudibleで聴いた本です。
本のまとめというより、自分の心に残ったことを3つだけ書いてます。
とりあえず思ったことをメモするのが大切と思い、なるべく30分以内で書き上げています。
聴いた本
医者が教える疲れない人の脳: 「慢性疲労」を消す技術
有田 秀穂 (著)
科学的に「疲れない・幸せになる方法」が紹介されていました。
セロトニンを意識的に出す「セロ活」について、実践しやすい方法や細かいコツも紹介されており、ストレス社会で生きる上で、良い本だなと感じました。
(個人的満足度3/3、一般的なおすすめ度3/3)
心に残ったこと
セロトニン、オキシトシン、メラトニン
脳の健康にはこの3つが大切で、この3つを意識して日々活用すると疲れにくい・幸せを感じやすい、とのことでした。
セトロニンは、幸せホルモンと呼ばれる物質で、心のバランスを整え、不安感を軽減してくれる物質です。
後述しますが、生活習慣で増やすことができます。
オキシトシンは、グルーミング(馴れ合い・おしゃべり)などで出る幸せホルモンです。
おしゃべりや、ちょっとした会食、ペットをなでる、などで出るようです。
メラトニンは、睡眠ホルモンです。夜、就寝の際に出てきて、全身に就寝の指示を出します。
人間の体は交感神経が優位だと免疫細胞が働かないようで、メラトニンを出して休むことが、体の不調を治すのに大切です。
メラトニンが多い人は中途覚醒しにくい傾向がありますが、中途覚醒自体は睡眠のリズムからすると普通のことなので、あまり気にしなくて良いようです。
なお、メラトニンはセロトニンから作られるそうです。
セロトニンの出し方
セロトニンは、日光を浴びる、リズム運動をすることで増やすことができます。意識的にこれらを行うことを「セロ活」と呼んでいました。
日光を浴びるという点では、休日でも朝はダラダラしないほうが良いそうです。シャキッと起き上がって、セロトニンを出すよう切り替えた方が良いそうです。
リズム運動は歩行・呼吸・咀嚼の3つがあります。簡単にできるものに「散歩」があります。呼吸を意識して一定のリズムで行うと良いそうです。その意味では繁華街など、歩くのに集中しにくい散歩はイマイチと言われていました。よく「伊能忠敬界隈」とかありますが、あれはセロ活なんだなと思いました。
セロトニンは必須アミノ酸から作られます。体外から摂取する必要があります(ただ沢山取ればいい、というわけではないです)。摂取するのに、1本の朝バナナが推奨されていました。
また、セロトニン神経を活性化させて、ネガティブを溜め込まない、ストレスに強い脳を作る心持ちとして、①言語化して発散する②淡々として感情に右往左往しない、の2つが紹介されていました。
切り替え脳
感情や判断を適切にスイッチする脳のことです。
これが正しく機能することで、怒りの気持ちが湧いてきても抑えたり、ネガティブな感情が湧いてきても切り替えたりできるようになります。
この切り替え脳を正しく動かすにはセロトニンが必要で、疲れてセロトニンが少なくなると、怒りっぽくなったりします。
対策として、セロトニンを増やす活動をすること、減ってきたら自分で察知することが重要なのかなと思いました。