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概要

GitHubのPull Request(以降PR)には通常のPRに加え、Draftというものがあります
これはまだ完成していない段階で作成・公開するための機能です
これにより開発者はPRを「ドラフト(下書き)」としてマークすることでコードレビューの準備ができていないことを明確に示すことができます

利点

  • 透明性の向上
    • チームメンバーに現在の進捗状況を共有しやすくなります
  • フィードバックの早期取得
    • コード完成前にレビューやフィードバックを受けやすくなります
  • リスクヘッジ
    • 完成前のコードをマージされるリスクを回避できます

Draft Pull Requestの作成手順

  1. 新しいブランチを作成
    • コード変更を行うための新しいブランチを作成します
  2. 変更をコミット
    • 必要なコード変更を行い、コミットします
  3. Pull Requestを開始
    • GitHubリポジトリのページにアクセスし、Pull requestsタブをクリックします
    • New pull requestボタンをクリックします
  4. ブランチの選択
    • 変更をマージしたいブランチを選択します
  5. Draftとして作成
    • Create pull requestボタンの横にあるドロップダウンメニューからCreate draft pull requestを選択します
    • 必要なタイトルと説明を入力し、Create draft pull requestをクリックします

下記画像が具体例です(Revertのためのコミットなのでわかりにくいかもですが...)
スクリーンショット 2024-07-11 9.40.31.png

Draftと通常のPullRequestの違い

Draftと通常のPullRequestの違いは下記の通りです

特徴 Draft PR 通常のPR
作成目的 下書き、フィードバックの取得 コードのレビューとマージの準備が完了
自動マージ されない 状況によりマージされる
コメント機能 利用可能 利用可能
変換 通常のPRに変換可能 そのままマージ可能

Draftから通常のPullRequestへの変換手順

  1. DraftPRを開く
    • Github上で該当のDraft PRページを開きます
  2. 変換オプションを選択
    • Ready for reviewボタンをクリックします
  3. 通常のPRとして扱われる
    • これでPRは通常のレビューおよびマージのプロセスに進むことができます

スクリーンショット 2024-07-11 9.54.11.png

まとめ

GitHubのDraft機能は未完成のコードを共有し、フィードバックを得ることができます
この機能を利用することで、チーム内での透明性を高め、早期の段階で意見を収集することができます
Draft PRは、コードが完成していない段階でも共有できるため、長期プロジェクトや中間成果物の確認、複数人での協力作業に役立つことでしょう

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