SocialDogのアプリ開発しているt0m0120です。
WF-1000XM3が届かなくて毎日ソワソワしています。
先週Android版SocialDogをiOSに引き続き無事リリースでき少し落ち着いてきたので
iOSで行ったAppStoreのレビュー施策について書こうかと思います。
他に効いた施策などあればコメントいただけると幸いです。
TL;DR
今回は主に下記の3点を意識して行動してみました。
- レビューの投稿数を増やす。
- 不満などをレビューにかかれない様にする。
- レビューのバグや分かりにくいUIには即対応する。
結果3ヶ月で☆3.9の40件から☆4.6の480件に
##1. レビューの投稿数を増やす。
SocialDogではreact-nativeを用いてiOS/Android開発を行っており今回の投稿数を増やす改善ではKjellConnelly/react-native-rateを用いてレビュー依頼のアラートを操作後などに出すようにしてみました。
$ yarn add react-native-rate
$ react-native link
してAppStoreやPlayStoreのIDを渡せば簡単にアラートやPlayStoreを表示する事ができ大変便利でした。
依頼アラートを出すタイミングとして連打出来る操作など快適な操作を妨害しない箇所で
操作がX回以上成功した時のみレビュー依頼アラート表示する様に調整しました。
結果、レビュー数の増加と使いやすいや見やすい!といったコメント付きの高評価レビューが増えました。
react-native-rate導入に関して(導入時の個人ブログメモ)
成功時に依頼 | AppStoreに飛ぶ |
---|---|
##2. エラー対策
2点目としてはバグや不満な箇所分かりにくい点などをAppStoreに書かれない対策として
ReactのErrorBoundaryによる万が一エラーを吐いた際のお問い合わせへの誘導と
tinycreative/react-native-intercomによるお問い合わせの充実です。
react-native-intercomが特に出来が良くこちらからのメッセージ受信の際には下の方にNative感のあるポップアップで返信が表示されたり導入自体もreact-native link
してkeyを入れるだけといった感じで楽に導入することができました。
また、SocialDogではWebと合わせてCSにIntercomを使用しているのでお問い合わせの管理など一元化出来て便利かと思います。他にもIntercomからのPush通知の送信なども出来る様なので今後の継続率などの施策の際に活用してみたいと思っています。
ErrorBoundary | Intercomのお問い合わせ |
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##3. レビューへの返信とバグ対応を早くする
これは技術的な部分から少し離れるのですが、バグや不満がお問い合わせを抜けてレビューに書かれた際に早めにバグを取り除く、分かりやすいUIやメッセージに変更するなどして迅速な対応とレビューへの返信を心がけていました。
結果☆2などの低評価から4や5の高評価に変更してくれるユーザーや感謝のメッセージを飛ばしてくれるユーザーが増えレビューの改善と開発のモチベーション向上に繋がりました。
また今回レビューが書かれた際のSlack通知にはAppFollowを使ってみました。
2つのアプリを2カ国まで無料で監視することができ、Slackのレビューの通知の他にASO周りのキーワードやAppsFlyerのデイリーをSlackに飛ばせたり無料の範囲でもお手軽にSlack通知など使えるのでおすすめです。
結果
結果、上記3点の施策を行う事で下記の様に改善する事ができました。
施策前
3月10日リリース
↓
5/16時点で☆3.9の39件
で機能の不具合や画面上分かりにくいUIなどが挙げられたレビューが多かった状態だったのを
↓
施策後
8/6には☆4.6の478件の褒められコメントのついたレビューの多い状態まで持っていく事が出来ました。
まとめ
react-native製アプリでも簡単なコードと工夫でAppStoreのレビューを高評価に持ち上げる事ができるのかなーと思います。
☆の評価が3と4でアプリのインストール率が大幅に変わるというデータもネット上にあるのでみなさんのアプリでも簡単な物からレビュー施策を初めてみてはどうでしょうか。他にも何か良い施策あれば教えて下さい!!
SocialDogを開発しているAutoScale,Inc.ではこの様にレビューや課金など数字を追って施策/改善を一緒に行うエンジニアを募集しています!
興味があればぜひ下記からどうぞ!