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Workatoのプロパティ変数を活用する方法:Environment PropertiesとProject Propertiesの違い

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はじめに

一般的にアプリケーションでは、接続先や固定値をパラメーターとして設定しておくことで、開発から本番環境への移行が容易になります。Workatoではどのように設定すればよいのでしょうか?

この記事では、Workatoでパラメーターの設定方法、利用方法をご説明します。

プロパティ変数を用いて設定することが可能

Workatoでは以下の2種類のプロパティ変数を設定することが可能です。
それぞれ紹介します。

  • Environment properties:ワークスペース全体でパラメーターを管理
  • Project properties:プロジェクト単位でパラメーターを管理

Environment propertiesについて

Environment propertiesはワークスペース全体でレシピの設定パラメーターを管理することができます。つまり、どのレシピからも参照できるので、ワークスペース全体の共通メッセージ等を管理することに適しています。

Environment propertiesの権限設定

Environment propertiesを利用するためには、以下の権限を設定する必要があります。
この権限の設定内容はWorkatoドキュメントのData storageの参照をお願いします。

image.png

Environment propertiesの設定方法

サイドバーの"Tools" > "Environment properties"に遷移することで設定できます。

image.png

Environment propertiesはプロパティ名と値のセットで登録をします。
※最大100個まで登録することが可能です。
image.png

Environment propertiesの利用方法

レシピでは、データピルのPropertiesに表示されているEnvironment propertiesのオブジェクトからプロパティ名を選択することで、利用が可能です。
20240829_1.png

Project propertiesについて

Project propertiesはワークスペース内のプロジェクト単位に設定をすることが可能です。つまり、Environment propertiesよりスコープを狭くし、各プロジェクトで固有の設定値を管理することに適しています。

Project propertiesの権限設定

Project propertiesを利用するためには、以下の権限を設定する必要があります。
権限の設定内容はWorkatoドキュメントのData storageの参照をお願いします。

image.png

Project propertiesの設定方法

プロジェクトのタブの"Setting" > "Project properties"に遷移することで設定できます。
Environment propertiesと同様にプロパティ名と値のセットで登録をします。
image.png

Project propertiesの利用方法

レシピでは、データピルのPropertiesに表示されているProject propertiesオブジェクトからプロパティ名を選択することで、利用が可能です。
20240829_2.png

まとめ

まとめると、以下のようになります。

  • ワークスペース全体でレシピの設定パラメーターを管理する場合は、Environment propertiesを利用することで全てのレシピで利用が可能です
  • プロジェクトの内部だけでレシピの設定パラメーターを管理する場合は、Project propertiesを利用することでプロジェクトの内部だけで利用が可能です

おわりに

いかがでしょうか? WorkatoではEnvironment propertiesやProject propertiesを活用することで、用途にあったパラメーターを柔軟に設定することができます。

Workatoの導入・導入後の活用などでお困りの場合、Workatoリセラーにご相談する方法もございます。お困りごとがございましたら、認定リセラーの日立ソリューションズへ是非ご相談ください。

参考リンク

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