はじめに
こちらの記事では、Workatoのプロパティ変数についてお伝えしました。
実際にどんな値を設定して活用するのでしょうか?
この記事では、Workatoのプロパティ変数の活用例についてご紹介します。
プロパティ変数の活用例
プロパティ変数の使い方の一つとして、試験環境・本番環境といった環境で設定する値が異なるものを利用するときに用います。具体的な例を以下に示します。
- BOXで試験用と本番用のフォルダを分けて利用する場合
- Teamsで試験用と本番用のチャネルに分けて通知する場合
- Zendeskで試験用と本番用のブランドで分けて利用する場合
※この他にも活用方法は多数あります。
BOXで試験用と本番用のフォルダを分けて利用する場合
BOXのフォルダでは、フォルダIDというIDによって一意に定められています(参考)。
このIDをプロパティ変数に指定することで、レシピを変更することとなく、フォルダを切り替えることが可能となります。
以下の例は、フォルダ作成時のルートフォルダをプロパティ変数から指定しているものとなります。
Teamsで試験用と本番用のチャネルに分けて通知する場合
Teamsでは、TeamIDとChanelIDを用いることで指定のチャネルにメッセージを通知することができます(参考)。
これらのIDをプロパティ変数に指定することで、レシピを変更することとなく、通知先のチャネルを切り替えることが可能となります。
以下の例は、メッセージ送信APIのリクエストURLをプロパティ変数で切り替えているものとなります。
Zendeskで試験用と本番用のブランドで分けて利用する場合
Zendeskにおいてブランドは、ブランドIDというIDで一意に定められています(参考)。
このIDをプロパティ変数に指定することで、レシピを変更することとなく、利用するブランドを切り替えることが可能となります。
以下の例は、チケット作成または更新時に処理対象のブランドのチケットかをプロパティ変数で判定するものとなります。
まとめ
まとめると、以下のようになります。
- 試験環境・本番環境といった環境で設定する値が異なるものを利用する際にプロパティ変数を利用することでレシピを変更することなく、値を設定することができます
- 値を設定することで、アクセス先を切り替える例をご紹介しました
おわりに
いかがでしょうか? Workatoではプロパティ変数を用いて環境によって異なる値の設定を容易に実現することが可能です。
Workatoの導入・導入後の活用などでお困りの場合、Workatoリセラーにご相談する方法もございます。お困りごとがございましたら、認定リセラーの日立ソリューションズへ是非ご相談ください。
参考リンク
- 株式会社 日立ソリューションズ