梅雨ながー、と思っていたら激暑な夏がきました8月7日です。
今日は7月分の更新内容をまとめましたので一読ください。
2020-07-29 Cookieless App Bridge auth β版提供開始
App Bridge Auth Cookieを必要としないtoken(JWT)で使えるというニュースになります。
こちらは別記事で詳細書きたいと思います(また安定版がリリースされる前後に)。が、ここでも簡単におさらいしておきます。
JWTとは?
JWTの生成方法は下記で過去まとめています。
- [ASP.NET Core 2 Identity] API でユーザー登録とアクセスを管理(JWT) 1.準備編
- [ASP.NET Core 2 Identity] APIでユーザー登録とアクセスを管理(JWT) 2. 基本メソッド編 (アカウント作成)
- [ASP.NET Core 2 Identity] APIでユーザー登録とアクセスを管理(JWT) 2. 基本メソッド編 (ログイン)
のでよかったらご参照ください、理解がさらに深まると思います。ただ、大半の人は読まないと思いますので、その場合はそのままお進みください。もっと簡単にまとめていきます。
JWT とは、JSON Web Tokenの略称です、属性情報 (Claim) をJSONデータ構造で表現したトークンで、RFC 7519で標準化された仕様であり、広く一般的(ウェブ開発業界)に利用されています。すなわちJWTというトークン(これがJSON構造なのでJWT)の形で生成され、このJWTの中にあるToken文字列をヘッダーにつけてサーバーリクエストをしてくれればアクセス権限管理できるよ、ということです。
今までApp Birdgeはクッキーの情報を中心に情報のやりとりをしていましたが、昨今クッキーへの風あたりはすごく・・特にサードパーティークッキー(第三者のクッキー)は多くの環境で使えなくなっています。
そんな使えなくなっていう環境をベースにやってられるか、ということでクッキーレスなAuth(承認のやりとり)をするためJWTを使うということです。
今まではcookie上でやりとりしていた情報をJWTに切り替えるということは、AppBirdgeをでアプリを作っている開発側も改修が必要となってきます。今日明日やる必要ないかもですが、明後日ぐらいにはやるべき改修であると思いますのでご準備を。
また、近日C#, AppBirdgeどのようにアプリを構築するべきか、設計に関してまとめたいと思います。
それまでは、詳細はこちらを参照ください
https://shopify.dev/tools/app-bridge/authentication
2020-07-28 ストアーのパフォーマンスを新しいスピードレポートで確認できるようになりました。
新しいレポート(スピードレポート)機能が追加されました。大量のトラフィックがサイトにきたときもサクサクECサイトが動いているかどうか確認することができます。Shopifyの場合アプリが色々悪さしているパターンも多くあり、パフォーマンス低下をウォッチするときはこちらをご確認ください。
{store-url}/admin/reports/online_store_speed
にアクセスすると下記のようなレポートが確認できます。
2020-07-17 コンタクトフォーム、ブログコメントの中で ReCAPTCHA v3 が利用できます。
Google reCAPTCHA v3を利用することができるようになりました。 v3ってなんやねん・・っていう方のためにまた後程まとめます。
とりあえず詳細はこちら
https://shopify.dev/docs/themes/recaptcha-v3
どうやってCAPTCHAをオンにするの?(OR オフにするの?)という場合は、管理画面のオンラインストアー→各種設定→スパム保護のところにある「お問合せフォームでGoogle reCAPTHCAを有効にする」をチェックしてください。
2020-07-07 アプリ利用料を年間で請求できるようになりました。
タイトル通りです。
詳細はこちら
https://shopify.dev/tutorials/create-an-annual-subscription
2020-07-02 バージョン2019-04 と 2019-10のサポートが終了します。
2019-04 または 2019-10版を使っている皆様、サポートが終了いたしますので2020-07への移行を進めてください。 毎度3ヵ月ぐらいの周期で新しいAPIのバージョンがでていますね・・
2020-07-02 Admin GraphQL と webhooksからドメインデータが取得できるようになりました。
指定したShopのドメインの国やSSLが利用できるようになっているかなどの追加情報をえることができるようになりました。
ドメインオブジェクトの詳細はこちら
https://shopify.dev/docs/admin-api/graphql/reference/object/domain
Shopオブジェクトの詳細はこちら
https://shopify.dev/concepts/about-apis/versioning/release-notes/2020-07
2020-07-02 APIバージョンが安定版として提供はじまりました。
以前から提供されていた2020-07版が安定板としてリリースされました。2020-07にはGraphQLのエラーメッセージなどなどのアップグレードが含まれています。
バージョンリリースノートはこちらをご参照ください。
https://shopify.dev/concepts/about-apis/versioning/release-notes/2020-07
募集
トランスコスモス技術研究所では引き続きShopifyに関わる開発人員やプロジェクトマネージャーを募集しています。こちらをご参照ください。
http://t-rnd.com/Jobs/