はじめに
OCIでは、メンテナンスなどに関する通知がお知らせ機能によって通知されます。
デフォルトでは、コンソール上でのお知らせの表示に加え、テナンシ管理者へのメール配信がされます。
テナンシ管理者以外のメンバーへの通知もしたい場合、「お知らせのサブスクリプション」を作成することで指定したメール・アドレスへの通知の配信を設定することが可能です。
今回は、お知らせのサブスクリプションを作成して特定のメール・アドレスへ通知が送信されるように設定する方法を紹介します。
前提
今回は以下の設定をする前提で進めます。
・サブスクリプション・タイプ:すべてのお知らせ
・サブスクリプション・プロトコル:電子メール
補足
・サブスクリプション・タイプ:「選択したお知らせのみ」を選択すると、受け取るお知らせを絞ることが可能です。
・サブスクリプション・プロトコル:電子メール以外に、ファンクション、HTTPSカスタムURL、PagerDuty、Slack、SMSなども配信手段として選択可能です。
詳細はマニュアルの以下箇所をご確認ください。
お知らせのサブスクリプションを作成
1. コンソールのお知らせメニューへ移動
コンソール右上のベルマーク🔔をクリックし、お知らせのメニューへ飛びます。
2. お知らせのサブスクリプションの作成
お知らせの画面へ飛んだら、「お知らせのサブスクリプションの作成」をクリックします。
3. サブスクリプション・タイプなどの設定
作成画面が表示されます。ここでは必須項目である名前を入力し、コンパートメント、サブスクリプション・タイプ、表示プリファレンスの設定を行います。
今回、以下の設定内容で進めました。
・名前:Announcement Subscription
・コンパートメント:現在利用しているコンパートメント(デフォルトで選択済み)
・サブスクリプション・タイプ:「すべてのお知らせ」(デフォルトで選択済み)
・タイム・ゾーン:UTC+9:00 大阪、札幌、東京
・言語:日本語
4. 通知トピックなどの設定
作成画面の下部に進み、通知トピックの設定を行い、「作成」へ進みます。
・通知トピック:「新規トピックの作成」→コンパートメントおよび名前を指定
・サブスクリプション:サブスクリプション・プロトコルは「電子メール」を選択→配信先の電子メール・アドレスを入力
5. (オプション) サブスクリプションの追加
※今回は実施していないため、オプションです。不要であれば、「作成」へ進みます。
「サブスクリプションの追加」をクリックすることで、必要に応じて先ほど入力した電子メール・アドレス以外への配信先も指定可能です。
上記は電子メール・アドレスを複数指定し、SMSの配信も行う場合の例です。
6. 作成したサブスクリプションの確認
作成すると、作成されたサブスクリプションの詳細画面へ遷移されます。
上部にある「←サブスクリプション」をクリックすることで、作成済みのサブスクリプションの一覧を確認することも可能です。
7. サブスクリプションの承認
サブスクリプションが作成されると、指定したメール・アドレス宛に承認を求める内容のメールが届くので、承認を行います。
「Confirm subscription」をクリックするとブラウザに遷移し、「Subscription confirmed」というサブスクリプションが承認された旨の表示がされます。
こちらで登録が完了しました。
おまけ
サブスクリプション作成後、実際に届いた届いた通知の例です。
まとめ
今回は、テナンシ管理者以外への通知も行いたい場合のケースを想定し、特定のメール・アドレスへの通知が配信されるよう、お知らせのサブスクリプションを作成しました。
電子メール以外に配信したい場合は、今回の手順でのサブスクリプション・プロトコルを置き換えてマニュアルの記載も参考にしてみてください。
参考情報
OCIドキュメント
・お知らせのサブスクライブ
アシスト現場ブログ
・【Oracle Cloud】Announcements機能を用いた”お知らせ”の内容のメール通知方法