Movable Type for AWS は、AWS Marketplsce で提供している Movable Type のライセンス形態の一つですが、AWS Marketplace が US のサービスであることも相まって、東京リージョンで起動した場合でも、Timezone などが日本にはなっていません。
ということで、インスタンスを起動して Movable Type のセットアップを開始する前にやっておくこと、やったほうがいいことのまとめです。
Movable Type for AWS を利用するまでは、これを見ればいいと思う。
最新パッケージにアップデート
Movable Type for AWS は、最新の Amazone Linux をベースに構成されていますが、Amazone Linux 自体パッケージの更新は頻繁に行われているので、まずは最新のパッケージに更新しましょう。
$ sudo yum clean all
$ sudo yum update -y
タイムゾーンの変更
デフォルトでは UTC になっているので、Asia/Tokyo に。もちろん、Tokyo じゃない都市ならそれに。バックアップは各自随意に。
/etc/localtime の変更
$ sudo ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
/etc/sysconfig/clock の変更
任意のエディタでファイルを開いて書き換えます。
$ sudo vi /etc/sysconfig/clock
以下のように変更
ZONE="Asia/Tokyo"
UTC= false
mt-config.cgi の変更
mt-config.cgi は、インスタンス起動直後にすでに作成されていますが、こちらも US モード全開なので、日本向けに変更します。
任意のエディタでファイルを開いて書き換えます。
$ sudo vi /app/movabletype/mt-config.cgi
以下の内容を追記(場所はどこでも。まあ、一番最後にでも)
DefaultLanguage ja
再起動
諸々の変更を適用するためにサーバーを再起動します。
# sudo reboot
再起動が完了したら、http:// your-host /mt/admin にアクセスして Movable Type のセットアップを開始しましょう。
以下、やっておいたほうがいいもの
セキュリティに配慮する場合、以下のこともやっておいたほうがいいです。
具体的な方法は Qiita にいっぱいあるよ。
- いらないサービスを停止する
- ec2-user アカウントを削除して独自のアカウントにする
- sshd のポート変更