導入:あなたの議事録AIは「認知負荷」を増やしていないか? 🤯
せっかくのAI時代、日々の進化、導入されるAIツールの数々。
しかし、議事録AIや要約ツールを使っても、なぜか会議後に疲れる、モヤモヤが残る、手戻りが発生するのはなぜでしょうか?
それは、AIが「情報」は整理できても、「感情」と「判断のロジック」を分離できていないため、
人間側で再度の思考(認知負荷)が発生しているからです
「そんなの頭ではみんなわかってる、AIには難しい遠い未来への理想論だ」
「だからAIができないフォローをするのが人間だ」
「今でも十分便利で効率的になったから、まずはこれでいいじゃないか」
と思う方も数多くいらっしゃると思います。
また、AIの本質に近づくほどに
「一生懸命今向き合ってもね・・・、ここまで進化が早いんだから、後にやるほど得だよな」
こう感じる方も多いでしょう。
そんなみなさんに、
AIを単なる「作業員」ではなく、「冷静な検閲官(壁打ち相手)」としてチューニングする「すったもんだ式」設計思想を共有します。
💡重要なのは
「要約の自動化」ではなく、「認知負荷のゼロ化」と「技術負債の発生源を断つ」ことです。
1. 認知負荷の真犯人:「モヤモヤ」と「事実」の未分離 🎯
前回、知識のGIGO(Garbage In, Garbage Out)を扱いました。
今回は思考のGIGO。人間の入力に「感情的なモヤモヤ」が混ざっていることの問題点に触れて解説していきます。
「モヤモヤ」は、仕様の「後出しジャンケン」や前提のズレを許容することに繋がります。
「仕方ないこと」として放置された結果が、最終的に私たちが日々苦しめられている技術負債になっているのです。
このモヤモヤをAIに処理させるための独自の設計原則が「3R原則」です。
2. 【すったもんだ式】認知負荷をゼロにする「3R原則」の設計思想 🛠️
R1: Reflect(内省の強制):
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思想 : 入力された対話ログや議事録から、AIが「感情(モヤモヤ)」と「事実(ファクト)」を強制的に分離・抽出する。
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ベネフィット: 感情に引きずられた非生産的な議論から解放され、次に取るべきアクションの精度が高まる。
R2: Reframe(文脈の再構築):
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思想: R1で抽出された事実に基づき、AIが問いかけを「なぜ?(原因追求)」から「何を達成したいか?(目的志向)」へと強制的に再構築(リフレーム)する。
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ベネフィット: 議論や内省が原因追求の停滞から抜け出し、常に建設的で前向きな行動につながる。
R3: Replicate(知識の定着/再現性):
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思想: R2で導かれた結論や教訓を、**「次に何をすべきか」という具体的な行動原則(再現性の高い知識)**としてAIに自動生成させる。
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ベネフィット: 失敗を「その場限り」にせず、次の行動を変えるための「型」として自分の知識に定着させられる。
3. 「ようやくん」との協業フロー実践イメージ 🏃
AI壁打ちのフロー:
(NG例)議事録を渡して「要約して」と指示する。
(OK例) R1→R2→R3のロジックを組み込んだ「ようやくん」にログを渡すことで、構造化された行動原則までを一気に引き出す。
技術負債の解消へ:
3R原則は、小さな「モヤモヤ」や「前提のズレ」を初期段階でロジック化し、形式知化(前回のADR/GLOSSARY)の種に変えるため、技術負債の発生源を断つことに繋がる。
結論:心を折らずに成長するAI飼い主への道 💡
まとめ: 3R原則は、AIを「思考のOS」として活用し、「めんどくさがり」な自分の生産性を複利で高めるためのコア設計思想!
Next Action:
記事の内容は、**「【すったもんだもん式】心を折らずに成長するAI飼い主のための構造的対話設計マニュアル」の設計思想であり、その具現化がRSGTプロポーザルに提出した内省・ふりかえり特化型「めびたん🐸ふりかえりGem」**である。
**そのほかにも「たすくんGem」**などのプロダクト群についても触れ、今後の展開への期待感を醸成する。
本記事の哲学をさらに深めた『【すったもんだもん式】心を折らずに成長するAI飼い主のための構造的対話設計マニュアル』や、ふりかえり特化型「めびたん🐸ふりかえりGem」の
サブスクリプションを年内に公開予定です。
また、現在、タスクを構造的に整理し「めんどくさい」を手放す「たすくん📝Gem」や、
インプロの知恵を活かしてワクワクする自分に出会えるようなGemなど、
「AI飼い主」の哲学に基づく独自のプロダクト群を複数開発中です。
これらは、サイトに埋め込む形で、ユーザーが好きなAI環境で利用できるように設計中です。
どうぞご期待ください。
関心を持たれた方は、ぜひコメントやSNSでご連絡ください。
あなたの「これなんだっけ?」を根絶するAI協業サイクルを一緒に作りましょう。