はじめまして。株式会社PRUMでエンジニアをしている、すもも🍑です
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技術的には間違っていないはずなのに、非エンジニアの相手に説明したあと、「それで、結局どうなるんですか?」と聞き返されたこと、ないでしょうか。
こちらとしては、仕組みも手順もきちんと説明したつもりなのに、相手にはうまく届いていない——そんなすれ違いに心当たりがある人も多いと思います。
最近、この現象には理由があるらしいと知りました。
正しく説明できていたのに、伝わっていなかった理由
説明する側とされる側で、そもそも見ている「抽象度」が違うのだと思います。エンジニアは、つい「何がどういう仕組みで動いているか」から説明を始めがちです。ですが、相手が本当に知りたいのは仕組みそのものではなく、「それをすると、自分の仕事や生活がどう変わるのか」 という一点だけだったりします。
仕組みの説明は、間違っているわけではありません。ただ、相手が求めている答えと、こちらが渡している情報の抽象度が、そもそも噛み合っていないのだと思います。
「仕組みの説明」と「影響の説明」、同じ内容でも印象が変わる
同じ内容を伝えるにしても、言い方を並べてみると違いがわかりやすくなります。
🟠 仕組みを説明する言い方:
「キャッシュという、よく使うものを手元に置いておく仕組みがあって、それを整理する作業です」
🟠 影響を説明する言い方:
「この作業をやると、次回からの画面の表示が速くなります」
どちらも嘘は言っていませんが、非エンジニアの相手にとって行動や判断につながるのは、圧倒的に後者です。前者は「へえ」で終わってしまいがちですが、後者は「じゃあ、いつまでにお願いできますか」と、次の会話につながっていきます。
特に、文系の上司に説明する場面を思い浮かべると、このメリットはもっとはっきりします。上司の仕事は、技術的な仕組みを正しく理解することではなく、その説明をもとに判断し、さらに自分の上や他部署に説明することです。
「キャッシュという仕組みがあって、それを整理する作業です」と伝えても、上司はそれをそのまま会議で使うことはできません。ですが「この作業をすれば、次回からの表示が速くなります」と伝えられれば、上司はその言葉のまま「表示速度が改善します」と報告できます。
影響を含めて説明することは、相手に理解してもらうためだけでなく、相手が自分の仕事をそのまま前に進められる材料を渡すことでもあるのだと思います。この一言があるかないかで、説明したあとの上司の動きやすさが変わってくる気がしています。
説明する前に、自分に問いかけていること
相手に説明する前に、次のようなことを自分に問いかけてみようと思います。
- この説明は「仕組み」の話になっていないか、一度立ち止まって確認する
- 「これをすると、相手にとって何が変わるのか」を一文で言えるか考えてみる
- 専門用語を使う前に、身近なものへの言い換えができないか考えてみる
- 説明したあとに「つまり、どういうことですか?」と聞かれていないか振り返る
技術的な正しさを保ったまま、相手が知りたい一点だけを先に渡す。それだけで、同じ説明でも伝わり方が変わってくるはずです。
まとめ
「結局それでどうなるんですか?」と聞き返されていたのは、説明が間違っていたからではなく、仕組みの正しさと、相手が知りたい影響という、見ている抽象度がズレていただけなのだと思います。
相手に本当に届けるべきは、仕組みの正しさではなく、それが相手にとって何を変えるのかという一点です。
ぜひ次に説明する機会があったら、仕組みを話す前に、まず「これで何が変わるか」を一言添えてみてください。
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