PHPの効率的な学習法 » 学びのガイドライン » PHPとフレームワークは分けて学ぶ
PHPを学ぶ以上は、何か作るべきものがあるはずです。それを実現するためには、PHPだけでなくLaravelのようなフレームワークや、MySQLのようなデータベースとSQL、HTMLやCSSなど様々な技術を同時進行で学んでいるはずです。
実践的な入門書や職場での教育は、何かを作れるようになることを目標に書かれていたり教えられたりします。そのため、PHPの機能なのかフレームワークの機能なのか分からないまま学習進んでいきます。
そうなると、プログラミングしていて、疑問が出たときにそれがPHPについて調べたらいいのか、フレームワークについて調べたらいいのかわからなくなってしまいます。
PHPはウェブアプリを作るための言語なので、ウェブの他技術と切り離して情報収集することは簡単ではありませんが、できるだけPHPとフレームワークなどの技術の境界線を意識して学んでいくことも重要です。
PHPとLaravelを同時に学ぶのであれば『絶対に挫折させないアプリ開発 はじめてのLaravel』がおすすめです。本書ではToDoリストを三度開発するチュートリアルがありますが、一度目はフレームワークを使わずに、二度目は同じアプリをLaravelを使って作り直します。
まずはPHPをマスターしてから、フレームワークを勉強したほうがいいですか?
PHPそのものをしっかり学ぶことはもちろん大事です。しかし、最近の開発現場はフレームワークを使っているところが多いです。PHPだけ知っていても、実践的なコードを書けないことがあります。
PHPをマスターしてから、フレームワークを勉強するよりは、どちらも平行して勉強していったほうが現実的でしょう。その際には、フレームワークが入っていないPHPだけの環境(ApacheとPHPだけ入ったXAMPPなど)を用意し、PHPはPHPとして勉強できるようにしておくと良いです。
PHPの言語仕様を把握する
PHPそのものを勉強するときにオススメの書籍は、PHPについて網羅的に書かれている『独習PHP 第3版』です。脱初心者向けとしては、『PHP中級者を目指す 〜言語を使いこなすための本〜』がPHP7系の言語仕様を詳しく書いてあるのでおすすめです。
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