この投稿では、npmパッケージを初めて公開するための練習として、必要最低限のファイル構成でパッケージ公開する方法を説明します。
ここで説明するのは、あくまで「練習」であって、実践ではファイル構成や手順がもっと複雑になります。極小のパッケージ公開を体験することで、実践に移しやすくなればと思います。
最低限のファイル構成
- package.jsonがただ一つ有ればいい
最低限のファイル構成
.
└── package.json
0 directories, 1 file
最低限のpackage.json
-
name
とversion
だけ有ればいい。
package.json
{
"name": "@suin/test-1",
"version": "0.0.1"
}
注意: 一度公開したname
+version
は公開停止(unpublish)したとしても再利用できないので、試す場合は使えなくなっても困らないname
とversion
にしてください。試す場合は、自分のscope(@ユーザ名/パッケージ名の形式)で行うようにし、NPMのグローバルスコープを汚さないようにしましょう。
最低限の公開手順
-
npm publish --access public
を実行します。-
--access public
を付けないと非公開パッケージとしてNPMに登録できますが、課金ユーザ限定の機能です。
-
$ npm publish --access public
npm notice
npm notice 📦 @suin/test-1@0.0.0
npm notice === Tarball Contents ===
npm notice 71B package.json
npm notice === Tarball Details ===
npm notice name: @suin/test-1
npm notice version: 0.0.0
npm notice package size: 163 B
npm notice unpacked size: 71 B
npm notice shasum: f9226fd47994a2eeb0c4dbd450c85097cf2d0bcb
npm notice integrity: sha512-UdTvCTfjd/Nzd[...]UFWLtaf6/cXyA==
npm notice total files: 1
npm notice
+ @suin/test-1@0.0.0
最後までお読みくださりありがとうございました。Twitterでは、Qiitaに書かない技術ネタなどもツイートしているので、よかったらフォローお願いします→Twitter@suin