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[Oracle Cloud] LB を使って、HTTPS リダイレクトをしてみた

Last updated at Posted at 2020-11-28

はじめに

Oracle Cloud Infrastructure(以下 OCI) のロードバランサーに関する記事です。Webサイトを HTTPS で提供するときに、HTTP でアクセスしてきたリクエストを HTTPS にリダイレクトをしたい時があります。リダイレクトすることで、HTTPS を強制出来てセキュリティを向上出来たり、Google などによる検索エンジンの評価を向上しやすくする効果があります。検索エンジンの評価では、HTTP と HTTPS のページは別のページと認識して評価するため、同一のコンテンツが分散されて評価されてしまうようです。そのため、HTTP を HTTPS へリダイレクトすることで、評価を分散させない効果があると言われています。

リダイレクトするときには、Apache や Nginx 側で設定することも出来ますが、多少面倒です。OCI ロードバランサーでリダイレクト設定が簡単に設定できるため、手順を紹介します。

Rule Sets の作成

まず、ロードバランサーの詳細画面で、HTTPS へリダイレクトするための Rule Sets を作成します。

1606562144724.png

各種パラメータを入れます。Source Path は、アクセスの中から、どのアクセスをリダイレクトの対象にするかの指定です。今回は、全ての HTTP のアクセスを HTTPS へリダイレクトしたいため、/ を入力します。

1606570443773.png

Close

1606562365215.png

Rule Sets が作成されています

1606562390988.png

Listener に Rule Sets を紐づけ

Rule Sets を作成しただけでは、何の効果もありません。Listener に Rule Sets を紐づけることで、はじめてリダイレクトが出来るようになります。というわけで、HTTP(80) Port の Listener に、HTTPS(443) へリダイレクトの Rule Sets を紐づけます。

1606559186139.png

Additional Rule Set

1606559482380.png

Redirect_to_HTTPS を確認して、Update を押します。

1606559508747.png

Close

1606559349700.png

Work Requests が In Progress のものが表示され、すぐに Succeeded になります。

1606562696599.png

HTTPS リダイレクトの確認

まず、Linux の curl コマンドで、リダイレクトの挙動を確認します。

> curl -I http://web01.sugioci.tokyo/
HTTP/1.1 301 Moved Permanently
Date: Sat, 28 Nov 2020 11:29:12 GMT
Content-Type: text/html
Content-Length: 173
Connection: keep-alive
Location: https://web01.sugioci.tokyo:443/

http(80) にアクセスしてみると、Status 301 Moved Permanently が返ってきています。そして、リダイレクト先の Location が https://web01.sugioci.tokyo:443/ となっています。正常に HTTPS へリダイレクトが出来ていますね。

Web ブラウザ上でも、確認してみましょう。http://web01.sugioci.tokyo/ にアクセスしてみると、正常に HTTPS ページが表示されます。

1606563113323.png

参考URL

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