3
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

[Oracle Cloud] CloudBerry Drive を使用して、Object Storage をドライブマウントしてみた

Posted at

はじめに

CloudBerry Drive というソフトウェアを使用して、Oracle Cloud Infrastructure(以下OCIと略) の Object Storage を、Windows Server 上に ファイルシステムとしてマウントする方法を検証します。

Object Storage を疑似的に ファイルシステムとしてマウントするため、性能が求められるユースケースでは使用できません。ファイルの読み書きに多少時間が掛かってもよいユースケースで使用するのが良いです。

制限事項

CloudBerry Drive と Object Storage が提供する S3 互換 API の組み合わせで、以下の制限事項があることが分かりました

  • CloudBerry Drive としてマウント可能なのは、OCI の HomeRegion のみ

Home Region というのは、OCI のアカウントを作成する時に指定する Region です。作成したアカウントで Home Region は変更することは出来ないため、日本のユーザーは基本的には Home Region をTokyo で作成するのが良いと思います。

OCI Compute Instance 作成

  • OS : Windows Server 2016 Standard

で適当に作成します

Customer Secret Keys 生成

Object Storage を S3 API でアクセスするためには、OCI IAM ユーザー上で、Customer Secret Key を生成する必要があります。Customer Secret Key を生成することで、Access Key と Secret Key が生成されます。この2種類の Key が必要です。

OCI Console の右上のユーザー名を選択して、ユーザーの詳細画面へ移動します。

1581848373047.png

Customer Secret Keys のメニューに移動して、Generate Secret Key を押します

1581848412021.png

適当に NAME を指定して、Generate Secret Key を押します。

  • NAME : s3 compat

1581848435665.png

Key が表示されます。これは Secret Key です (画像のものは、現在無効化しています)

1581848454945.png

画面を戻すと、Access Key が表示されています。

1581848491080.png

CloudBerry Drive Install

以下の URL を開いて、インストーラーを Download します。今回は検証目的なので、Free Trial を選びます。

1581833712527.png

CloudBerryDriveSetup_v3.0.1.5_c760034.exe がダウンロードされます。OCI Compute Instance で作成した Windows Server 上で exe を実行します。

Next

1581845745753.png

I Agree

1581845776535.png

Next

1581845792547.png

Common で Install

1581845806086.png

Install 中

1581845825132.png

インストールを押します

1581845842846.png

OK

1581845863906.png

Finish

1581845879258.png

Email アドレスを入力して、Start Trial を押します

1581846017953.png

はい

1581846051356.png

ブラウザが自動的に立ち上がり、以下のページが表示されます

1581846088654.png

タスクバー上で、CloudBerry Drive が稼働しています

1581846404087.png

Restart してね って表示されたので、Windows Server の再起動を行います

Configure Storage Account

タスクバーの CloudBerry Drive から、Options を選択します

1581848559325.png

Storage Accounts から Add を押します

1581848586838.png

以下のパラメータを入力します

  • Storage Provider : S3 Compatible
  • Display Name : 好きな名前をいれる
  • Service Point : https://<namespace>.compat.objectstorage.ap-tokyo-1.oraclecloud.com ※東京の場合
  • Access key : 0a4826bbe562b3d62e54cd5f61ecf7d99b69b96e
  • Secret key : 6saZKEmohmcYNdVPi1G0Pg1nf0s3Hxqpyt7/JEWaHcM=
  • Signature version : 4

Service Point の書式は、以下のURLに書かれております

https://<namespace>.compat.objectstorage.<region>.oraclecloud.com
1581850971462.png

Test Connection を選択すると以下のように OK 表示されます。Closeで閉じます。

1582114744331.png

OKで、Account の編集画面を閉じます。

Configure Mapped Drives

Mapped Drives メニューで、Addを押します

1582115295266.png

volume label : 好きな名前

Path : 参照を押す

1582115375354.png

Browser Folder が開かれます。ここで見えているものは、Object Storage のバケット名が見えています

1582115396178.png

OK を押します

1582115434650.png

はい

1582115465930.png

OK

1582115484447.png

はい

1582115501986.png

マウント確認

Dドライブに、ラベル obstorage でマウントされています

1582115545579.png

ドライブを開いて、test.txt を作成してみます

1582115643493.png

そのあとに、Object Storage のページをみると、以下のファイルが自動的に生成されています

1582115669217.png

空のディレクトリ dir1 作成します

1582115711389.png

Object Storage では、dir/ が作成されている

1582115978186.png

dir1 のなかでファイル作成します

1582116102367.png

Object Storage で以下のように生成されています

1582116129297.png

付録 : 参照可能な範囲

CloudBerry Drive で参照可能な範囲は、以下の挙動となっていることを確認しました

  • Region : OCI アカウントの Home Region のみ
  • Home Region 内で参照可能なバケット
    • ユーザーに紐づく IAM Policy の範囲で参照可能。そのユーザーが Administrators グループのように、フル権限を持っていたら、Home Region の全Bucket が参照可能

参考URL

http://blog.comfort-inc.co.jp/2019/10/25/oci%E3%81%AEobjectstrage%E3%81%ABcloudberryexploreforamazons3%E3%81%A7%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%81%99%E3%82%8B/

3
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?