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Outlook から Amazon WorkMail に接続してみた

Last updated at Posted at 2022-01-22

はじめに

前回の記事では、Amazon WorkMail を構築したあとに、Web UI を利用したメールの送受信を行いました。メールサーバーを自前で管理運用する必要がなく、AWS 側に負担をオフロードでき、軽減できるメリットがわかりました。

今回の記事では、Outlook 2016 から WorkMail を利用する方法を紹介します。企業でメールを利用する際に、Outlook などのメーラーを利用するのが一般的だと思います。一般的なメーラーから WorkMail を利用すると、より今までのやり方に沿った形となるため、スムーズに導入が進められると思います。

環境について

  • OS : Windows (今回は Outlook を使いたいので、WorkSpaces を使いました)
  • メーラー : Outlook 2016

メールの設定

Windows OS 側でメールの設定を行い、WorkMail の連携をしていきます。メールの設定を開きます。

image-20220122010406845.png

新たなプロファイルを追加します。

image-20220122010432817.png

新しいプロファイルの名前に、好きな名前を入れます。

image-20220122010528728.png

WorkMail で作成した ユーザー名や電子メールアドレス、パスワードを入力して次へを押します。

image-20220122010806123.png

WorkMail 側の設定を探しています。

image-20220122010818571.png

許可を押して、WorkMail が提供する AutoDiscover 機能をつかって自動的設定を読み込むことが出来ます。許可を押します。

image-20220122010859698.png

ユーザー名とパスワードを入れます。

image-20220122010938654.png

完了を押します。

image-20220122010957781.png

OK を押します。

image-20220122011031657.png

Outlook 2016 を開く

これだけで Outlook 2016 からメールやカレンダー、連絡帳を利用できるようになりました。Outlook を開くと、通常の通りメールを受信できていることがわかります。WorkMail は IMAP を利用しているのでサーバー側にメールが保存されており、前回の記事で Web UI を使って送受信したメールが見えています。

image-20220122011217064.png

メールを送る

Outlook 上から、新規メールを送ってみます。適当に件名と本文を入れて、メールを送ります。今回は Gmail にメールを送ってみます。

image-20220122011743890.png

送付先の Gmail を確認すると、実際にメールが到着しています!

image-20220122011826349.png

メールを受信する

Gmail から返信して、Outlook 上で受信できるか確認しましょう。

image-20220122011852848.png

これも想定通り見えています!

image-20220122011954883.png

連絡帳を使う

連絡帳を使って、新しい連絡先を登録してみます。まず、フォルダーを作ります。

image-20220122114259084.png

同じチームの人には頻繁に連絡を取りたいので、チームメンバーという名前をつけます。

image-20220122114406982.png

フォルダが作成されました。

image-20220122114442467.png

なお、このとき WorkMail の Web UI の方を見てみると、自動的にチームメンバーというフォルダが作成されています。同期されていることがわかりますね。

image-20220122114530954.png

新しい連絡先を登録します。

image-20220122114708856.png

電子メールを選択します。

image-20220122115059706.png

WorkMail 上で登録されている User 一覧が表示されるので、今回は user002 を登録します。

image-20220122115140606.png

保存して閉じるを押します。

image-20220122115214747.png

登録されました。

image-20220122115308267.png

WorkMail の Web UI 上でも、自動的に連絡先が登録されていることがわかります。

image-20220122115414094.png

カレンダーを使う

カレンダーを表示してみます。前回の記事で Web UI 上で設定したカレンダーが表示されています。

image-20220122011309280.png

新しい予定を入れてみます。

image-20220122113714554.png

適当に入れます。

image-20220122113803432.png

他の人の出席依頼を投げます。

image-20220122120104092.png

宛先

image-20220122120132888.png

user002 を選択

image-20220122120207206.png

送信

image-20220122120229468.png

予定が作成されます。

image-20220122120308419.png

user002 側のプロファイルで Outlook を開くと、user001 からの会議予約が来ていることが確認できます。承諾します。

image-20220122120730160.png

user002 側のカレンダーに反映されます。

image-20220122120841230.png

WorkMail の Web UI 側にも自動的に反映されていることがわかります。

image-20220122120855871.png

この検証を通じてわかったこと

  • Outlook から簡単に WorkMail に接続が出来る
  • メールや連絡帳やカレンダーは、Outlook 上で入力すると自動的に WorkMail 側に反映される。逆方向も同様で、WorkMail の Web UI で操作した内容は Outlook 側にも反映される。

参考URL

Amazon WorkMail 用の Microsoft Outlook クライアントの設定
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workmail/latest/userguide/outlook-client.html

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