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Thunderbird から Amazon WorkMail に接続してみた

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はじめに

前回の記事では、Amazon WorkMail を構築したあとに、Web UI を利用したメールの送受信を行いました。メールサーバーを自前で管理運用する必要がなく、AWS 側に負担をオフロードでき、軽減できるメリットがわかりました。

今回の記事では、Mozilla Thunderbird から WorkMail に接続する方法を紹介します。企業でメールを利用する際に、Thunderbird などのメーラーを利用するのが一般的だと思います。WorkMail では、メール送信の SMTP やメール受信の IMAP が利用できるため、このプロトコルを通じて Thunderbird からアクセスを行います。

Thunderbird をインストール

次の URL から適当にインストールをします。

image-20220122013437869.png

Thunderbird の IMAP, SMTP 設定

インストール後に初めて Thunderbird を起動すると、アカウントのセットアップ画面が開かれます。手動で設定を行いたいため、一旦名前とメールアドレスを入力すると、「手動設定」をクリックできるようになります。

image-20220122014619441.png

手動設定の画面で、IMAP や SMTP の設定を進めていくのですが、WorkMail の具体的な宛先は次の Document に記載されてあります。宛先のリージョンに合わせて確認します。

imap.mail.us-east-1.awsapps.com
smtp.mail.us-east-1.awsapps.com

下記のように手動設定をおこないます。

image-20220122015016160.png

アカウントの作成が終わったので、完了ボタンを押します。

image-20220122015105981.png

すると、パスワードの入力が求めらるので、パスワードを入れます。

image-20220122015035309.png

メールを送信する

ここまでで、Thunderbird の準備が出来ました。Thunderbird から Gmail にメールを送るテストをします。作成を押します。

image-20220122015927927.png

適当にタイトルと本文を入れて、送信を押します。

image-20220122020059113.png

Gmail 側で確認できます。

image-20220122020145970.png

もちろん、WorkMail の Sent(送信済み)の部分に、メールが反映されています。

image-20220122125829759.png

メールを受信する

Gmail 側から 返信 をします。

image-20220122020213916.png

Thunderbird 側で無事に見えます。

image-20220122020355764.png

もちろん、WorkMail 側の Web UI で受信したメールを確認できます。

image-20220122125957524.png

わかったこと

  • IMAP や SMTP を使ったクライアントで、WorkMail に接続可能
  • IMAP や SMTP を使ったクライアント から、カレンダー機能は利用できない。カレンダーが必要な場合は、WorkMail の Web UI を使うか、Outlook などを利用するのが良さそう
  • IMAP や SMTP を使ったクライアント から、WorkMail 側の連絡帳は利用できない。Thunderbird Client のローカルな連絡帳は利用可能
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