はじめに
こんにちは。すぎもんです。
今回は HULFT10 API Gateway を先行で触ってみた際の記事になります。
HULFT10 API Gateway はWebブラウザでHULFTの統合管理が出来ます。
※ HULFT10 API Gateway の他にPostgreSQLのインストールが必要です。
HULFT10 について紹介している公式サイトと記事もあわせてご覧ください。
本資料は2024年10月開発中時点のリリース前モジュールでの環境構築ナレッジです。
設定内容等の細かい部分は変更になる可能性がある点、ご留意ください。
今回やること
HULFT10 API Gateway とPosgreSQLを導入して環境構築を行います。
最初にPosgreSQLの導入とテーブルの作成を行います。
その後、HULFT10 API Gateway のモジュールを展開し、設定ファイルに情報の登録や実行ファイルの実施等を行います。
最後に、HULFT10 API Gateway のログインを行います。
それでは早速やってみましょう!
実施手順
以下の流れで HULFT10 API Gateway の環境構築を行っていきます。
- ① HULFT10 API Gateway の導入
- 1. PostgreSQL の導入
- 2. HULFT10 API Gateway のモジュールを展開
- 3. PostgreSQL の接続情報の登録
- 4. HULFT10 API Gateway のサーバー起動情報を登録
- 5. HULFT10 API Gateway のアクティベート
- 6. HULFT10 API Gateway のサービスを登録
- ② ログイン
- 1. HULFT10 API Gateway のサービスを起動
- 2. HULFT10 API Gateway の管理画面を起動
① HULFT10 API Gateway の導入
HULFT10 API Gateway の導入は、下記の手順で行います。
- PostgreSQL の導入
- HULFT10 API Gateway のモジュールを展開
- PostgreSQL の接続情報の登録
- HULFT10 API Gateway のサーバー起動情報を登録
- HULFT10 API Gateway のアクティベート
- HULFT10 API Gateway のサービスを登録
1. PostgreSQL の導入
先ずはバージョン16以降の PostgreSQL をダウンロードし、任意のディレクトリーに導入していきます。
導入した PostgreSQL に任意のデータベースを作成します。
CREATE DATABASE hulgtw;
今回は「hulgtw」というデーターベースを作ってみました。
2. HULFT10 API Gateway のモジュールを展開
次に任意のフォルダーに hulft-api-gateway-windows-v100200.zip を展開します。
今回は C:\HULFT Family\hulft10apigateway\hulft-api-gateway-windows-v100200
に導入してみます。
3. PostgreSQL の接続情報の登録
PostgreSQL の接続情報と先ほど作成したデータベース名の「hulgtw」を設定ファイル(hul_gtw_config.yml)に登録します。
設定項目
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
host | localhost | PostgreSQL 導入環境のホスト名 |
port | 5433 | PostgreSQL ポート番号 |
dbname | hulgtw | PostgreSQL 新規に作成したデータベース名 |
username | postgres | PostgreSQL ユーザー名 |
password | postgres | PostgreSQL パスワード |
4. HULFT10 API Gateway のサーバー起動情報を登録
HULFT10 API Gateway サーバーの「ポート番号」を設定ファイル(hul_gtw_config.yml)に登録します。
Point
:
の後に半角スペースを入れてください。
5. HULFT10 API Gateway のアクティベート
続いて HULFT10 API Gateway のアクティベートを行っていきます。
まずはコマンドプロンプトを管理者として実行し、HULFT10 API Gateway のモジュールを展開したディレクトリに移動します。
cd C:\HULFT Family\hulft10apigateway\hulft-api-gateway-windows-v100200
下記のコマンドを使って HULFT10 API Gateway のアクティベートを行っていきます。
hulft-api-gateway.exe --activate --serial-number SerialNumber --product-key ProductKey [--term-license-key TermLicenseKey] --root-password InitialRootPassword
アクティベートには、以下の指定が必要です。
- シリアル番号
- プロダクトキー
- 期間限定キー
製品版(期間限定ライセンス)の場合のみ必要 - 初期パスワード
6. HULFT10 API Gateway のサービスを登録
HULFT10 API Gateway Server実行ファイル(hulft-api-gateway.exe)のコマンドを使用して、HULFT10 API Gateway のサービスを登録していきます。
hulft-api-gateway.exe --register-service [--service-name ServiceName]
② ログイン
それでは実際に HULFT10 API Gateway にログインをしてみましょう。
ログインは以下の流れで行います。
- HULFT10 API Gateway のサービスを起動
- HULFT10 API Gateway の管理画面を起動
1. HULFT10 API Gateway のサービスを起動
ログインをするためには、先にサービスの起動を行う必要があります。
Windowsのコマンドプロンプトを管理者として実行し、以下のコマンドを使用して HULFT10 API Gateway のサービスを起動します。
hulft-api-gateway.exe --start
2. HULFT10 API Gateway の管理画面を起動
Webブラウザを使用して、下記のURLにアクセスします。
http://API-Gatewayを起動しているホスト名:API-Gatewayのポート番号
[ユーザーID] には「root」を入力し、[パスワード] には 5. HULFT10 API Gateway のアクティベート で「初期パスワード」として指定したパスワードを入力して [ログイン] を押下します。
無事にログインできたことを確認しました。
対応ブラウザ
Google Chrome(x64) バージョン : 120.0.* 以降
Microsoft Edge(x64) バージョン : 120.0.* 以降
最後に
今回は HULFT10 API Gateway を導入してみましたが、いかがだったでしょうか。
HULFT10 API Gateway を用いることで HULFT をWebブラウザで統合管理が可能になるため、ぜひ試してみてください。
このブログでは、今後も様々なTopics記事や接続検証等、皆さんの参考になるような記事を投稿していきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!