はじめに
こんにちは!すぎもんです
当ブログは『マルチクラウド環境でのHULFTSquareの利用について ATBeXとの連携で実現してみた』の具体的な実行手順となります。
サービス概要等は下記のブログをご参照下さい。
マルチクラウド環境でのHULFTSquareの利用について ATBeXとの連携で実現してみた
検証環境イメージ図
AWS側接続設定確認
AWS PrivateLink接続のためにAWS側の接続設定が完了していることを確認していきます。
AWSマネジメントコンソールにて設定確認を実施します。
当ブログは「設定確認」にとどめます。HULFT SquareでのAWS PrivateLink作成および設定手順はリンク先を参照してください。
HULFT Squareでのファイル集配信におけるAWS環境構築をしてみた
1.ターゲットグループ設定確認
ターゲットグループに接続先となるAzureVMのIPアドレスとPostgrade.SQLのポート番号が設定されていることを確認します。
2.ロードバランサ設定確認
ロードバランサにPostgrade.SQLのポート番号とターゲットグループが設定されていることを確認します。
3.エンドポイントサービス設定確認
以下の設定を確認します。
①対象のロードバランサが指定されていること
②HULFT SquareのAWSアカウントID**のプリンシパルが許可されていること
HULFT Square設定
HULFT Square側でAWSのPrivateLink設定を実施します。
1.HULFT Square管理画面の左側メニューの「設定 > VPCエンドポイント > エンドポイント」より、エンドポイントを作成します。「VPCエンドポイントサービス名」には、「①AWS上で作成したVPCエンドポイントサービス名」を指定します。
検証実施
テスト内容
HULFT SquareのCSVファイルをAzure Virtual Machines上のPostgrade.SQLのテーブルへ書き込み、レコードが正常に反映されていることを確認します。
実施前データ確認
1.入力データは、ストレージに保管した「TEST_Receive.txt」です。
2. 検証実行前のPostgrade.SQLのテーブルの状態は4件のレコードが存在しています。
実行
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コネクション作成
AzureVMPostgradeSQLへの接続コネクションを作成します。ホスト名には作成したVPCエンドポイントのDNS名を設定します。
「接続
テストボタンを押下し、接続に成功することを確認します。 -
プロジェクト作成
今回の検証で使用するプロジェクトと1.CSVファイル読み込み→Postgrade.SQLのデータベースへ書き込みのスクリプトを作成します。
※CSVを加工するスクリプトの作成手順は下記リンクを参照して下さい。
CSVを加工するスクリプトを作ってみよう
今回の検証用に準備したプロジェクトとスクリプトは下記になります。
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データベース反映結果確認
実行後のテーブルを確認すると、「検証実施前確認」にて用意した「TEST_Receive.txt」の内容が書き込まれていることが確認できます。
おわりに
いかがだったでしょうか。
HULFT SquareとAzureのセキュアな接続環境下でのデータ連携が実施できることが確認できました。
サービス概要等は下記のブログをご参照下さい。
[マルチクラウド環境でのHULFTSquareの利用について ATBeXとの連携で実現してみた] (https://qiita.com/sugimon/items/112113b06ae5aa156000)
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!