はじめに
こんにちは。すぎもんです。![]()
今回は HULFT SquareのHULFT アプリケーションでインバウンドでのファイル転送を行ってみた際の記事になります。
HULFT Square について紹介している公式サイトもあわせてご覧ください。
今回やること
『HULFTからHULFT Squareへのファイル転送』
以下の別記事との3部構成で、HULFT アプリケーションの動作についても検証してます。
- HULFT Square で HULFT アプリケーションのサービスを起動してみた
- HULFT アプリケーションでファイル転送をしてみた【インバウンド編】★本記事★
- HULFT アプリケーションでファイル転送をしてみた【アウトバウンド編】
それでは早速やってみましょう!
実施手順
以下の流れで HULFT アプリケーションのファイル転送を行っていきます。
① サービスの設定(HULFT Square側)
② スクリプトの開発(HULFT Square側)
③ 管理情報の登録(HULFT Square側)
④ 管理情報の登録(HULFT8側)
⑤ hostsの登録(HULFT8側)
⑥ アプリケーションの作成(HULFT Square側)
⑦ ファイル転送(HULFT8から配信要求)
① サービスの設定
サービスの設定 は、下記の手順で行っていきます。
- サービスの起動
- ポリシーのアタッチ
1. サービスの起動
サービスの起動 については、以下の記事をご参照ください。
■ HULFT Square で HULFT アプリケーションのサービスを起動してみた
2. ポリシーのアタッチ
続いて管理情報の権限の割り当てを行っていきます。
権限を割り当てたいグループの [ポリシー] に以下の権限を割り当てて、[適用] ボタンを押下します。
- HULFTAppReceiveConfigFullAccess
- HULFTAppSendConfigFullAccess
- HULFTAppHostInfoFullAccess
- HULFTAppHostGroupInfoFullAccess
② スクリプトの開発
スクリプトの開発 は、下記の手順で行っていきます。
- 変数の作成
- プロジェクトの作成
- スクリプトの作成(集信)
1. 変数の作成
[メイン] > [HULFT Integrate] > [変数] で、環境変数(WkSpace_SE)の新規作成を行います。
[値] には、ストレージ を設定します。
2. プロジェクトの作成
[メイン] > [HULFT Integrate] > [プロジェクト] で、プロジェクトの新規作成を行います。
3. スクリプトの作成(集信)
HULFT App サービスがファイルを受信した際に起動するスクリプトを開発します。
完了コードが 0 の場合は、集信ファイルを別ファイルへコピーし 0 以外の場合は例外通知にて終了します。
下記の スクリプト変数 を作成します。
- Transfer Name
- Host Info
- Status Code
- Detail Code
- File Name
- File Size
- Start Time
- End Time
- msg0
- msg1
「スクリプト入力変数として使用する」にチェックを入れます。
[例会監視]アイコンを利用して[try]からの処理結果を監視し、例外が発生した場合は[catch]以降の処理を動作させます。
[条件分岐]アイコンを利用してファイル転送の成否をステータスコードにて判断します。
スクリプト変数 [Status Code] が ”0” と等しくないという条件にします。
[コピー] アイコンを利用して集信したファイルを別のフォルダへコピーします。
スクリプト変数に渡されたファイル名を利用するため、[コピー元] には ${File Name} を設定します。
[コピー先] には先ほど作成した環境変数(WkSpace_SE)を使用してコピー先のフォルダを指定します。
スクリプト内では、スクリプト変数を指定する際には ${スクリプト変数名}、
変数(環境変数)を指定する場合は %{変数名} という形で指定します。
集信結果判定にて転送がエラーであった時の処理を設定します。
${Status Code} を設定します。
③ 管理情報の登録(HULFT Square)
管理情報の登録(HULFT Square) は、下記の手順で行っていきます。
- 詳細ホスト情報の作成
- 転送グループ情報の作成
- 集信管理情報の作成
1. 詳細ホスト情報の作成
[メイン] > [HULFT App] > [詳細ホスト情報] で、作成を行っていきます。
下記の内容を設定します。
- ホスト名:対向先のホスト名を設定します。
- ホスト種:対向先のHULFTのホスト種別を設定します。
- 転送コードセット:対向先のHULFTの転送コードセットを設定します。
- 集信ポートNo.:対向先のHULFTの集信ポート番号を設定します。
- 要求受付ポートNo.:対向先のHULFTの要求受付ポート番号を設定します。
2. 転送グループ情報の作成
[メイン] > [HULFT App] > [転送グループ情報] で、作成を行っていきます。
下記の内容を設定します。
- 転送グループID:大文字で転送グループIDを設定します。
- ホスト名:詳細ホスト情報を選択します。
3. 集信管理情報の作成
[メイン] > [HULFT App] > [集信管理情報] で、作成を行っていきます。
下記の内容を設定します。
- ファイルID:大文字でファイルIDを設定します。
- ファイル名:ストレージの集信ファイルの保存先を指定します。
- 転送グループID:先に設定しておいた転送グループを選択します。
④ 管理情報の登録(HULFT8)
管理情報の登録(HULFT8) は、下記の手順で行っていきます。
- 詳細ホスト情報の作成
- 転送グループ情報の作成
- 配信管理情報の作成
1. 詳細ホスト情報の作成
対向先となるHULFTにHULFT Appの情報を登録します。
下記の内容を設定します。
- ホスト名:VPCエンドポイントのDNS名は長いため「HSQ_AppD」とします。
- ホスト種:HULFT AppはLinuxベースですので、「UNIX」を選択します。
- 転送コードセット:HULFT App サービスを作成する際に設定した設定値と合わせます。
- 集信ポートNo.:HULFT App サービスを作成する際に設定した設定値と合わせます。
- 要求受付ポートNo.:HULFT App サービスを作成する際に設定した設定値と合わせます。
2. 転送グループ情報の作成
対向先となるHULFTに転送グループ情報を登録します。
詳細ホスト情報に登録したVPCエンドポイントの別名を選択します。
3. 配信管理情報の作成
対向先となるHULFTに配信管理情報を登録します。
下記の内容を設定します。
- ファイルID:大文字でファイルIDを設定します。
- 転送グループID:先ほど作成した転送グループIDを選択します。
POINT
配信ファイルIDはHULFTSquare で作成した集信ファイルIDと同じものを指定します。
⑤ hostsの登録
HULFT8 が配置されている EC2 インスタンスにログインし、hosts の登録を行っていきます。
エンドポイントで DNS名 を取得します。
取得した DNS名 から nslookup コマンドでIPアドレスを取得します。
nslookup DNS名
hostsファイルに「VPCエンドポイントのDNS名」の別名とIPアドレスを設定します。
※この時の「VPCエンドポイントのDNS名」の別名 は、上記の1.詳細ホスト情報の登録で登録したホスト名となります。
IPアドレス HSQ_AppD
⑥ アプリケーションの作成
アプリケーションの作成は、下記の手順で行っていきます。
- クローンの作成
- コンフィギュア・デプロイ
1. クローンの作成
「クローンと編集」を選択します。
トリガー条件の「Transfer」は集信後のスクリプトを指定します。
各サービスとプロファイルを選択し、「ビルド」を押下します。
「Test」を実行します。
成功したのを確認し、適用します。
これでアプリケーションの作成は完了です。
2. コンフィギュア・デプロイ
作成したアプリケーションでコンフィギュアを行っていきます。
該当のプロファイルを選択し、「コンフィギュア」を押下します。
サービスとプロファイルを選択します。
集信管理情報の取り込みを行います。
ファイルIDを選択し、前画面に戻ります。
以下のようにHULFTトリガーのパラメータとスクリプト内に設定したスクリプト変数との紐づけを行います。
- ファイルID : Transfer Name
- 詳細ホスト情報名:Host Info
- ステータスコード:Status Code
- 詳細コード :Detail Code
- ファイル名 :File Name
- ファイルサイズ :File Size
- 開始時刻 :Start Time
- 終了時刻 :End Time
- msg0 :msg0
- msg1 :msg1
「テスト」を実行して、成功したのを確認したら適用します。
コンフィギュアが成功したら、デブロイを行います。
「アンデプロイ」ボタンに変わればデプロイ成功です。
[メイン] > [ジョブ] > [アプリケーション] から起動していることが分かります。
⑦ ファイル転送の検証
HULFT側から配信要求を行います。
完了コードから成功したことが分かります。
HULFT Square のモニタリング画面からも成功したことが分かります。
集信用のストレージにファイルが格納されているのが確認できます。
最後に
今回は HULFT アプリケーションでインバウンドのみのファイル転送を行ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
もちろん、1つのアプリケーションの中で、インバウンドとアウトバウンドの両方の処理を設定することが可能です。
基幹業務データはまだまだオンプレミスでファイルI/Fを利用しているケースも多いと思います。HULFT Squareでは、SaaSやクラウド、AI連携だけでなく、基幹業務などとのファイル転送の実現が可能です。ファイル転送を組み込んだ業務フロー(スクリプト)の作成を是非試してみませんか?
このブログでは、今後も様々なTopics記事や接続検証等、皆さんの参考になるような記事を投稿していきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!![]()











































