ことはじめ
私の勤め先で扱っている製品は温度が2~3℃変動しただけで不良品になってしまうほど温度に対してシビアな為、
作業に使う3つの部屋に温度計を10か所以上配置して24時間管理しています。
このシステムを作る前同じようなソフトを作りましたが、データインポートに対して特に考えていなかった為
週に一回温湿度データを収集してExcelでまとめる作業がありこの作業が面倒だった為
温湿度収集→記録→表示→分析まで一本化する新バージョンをラズベリーパイとESP32で作ります。
概要
ラズベリーパイをサーバーにして、SHT31を付け各ポジションに配置した
ESP32からラズベリーパイへ温湿度を送信します。
表示する方法はブラウザとExcelを使います。
ブラウザでは各ポジションの現在の温湿度と更新時間のみを表示します。
これの前バージョンはグラフも表示していましたが、しょっちゅう見るものでもないので、
異常があった時だけお知らせをして置けば現在の状況で十分なので最低限の情報の表示にします。
ExcelではVBAからSQLiteのデータを直接インポートして、グラフの更新も自動で行えるようにします。
前バージョンではこれを逐一CSVファイルでエクスポートしていて
コピペしていたのがしんどかったので一本化しました。
私としてはソフトからCSVファイルを抽出してExcelにコピペするという作業は
マクロを使ってもなんかスマートじゃないな~と思ってます。
SQLiteをExcelで動かす拡張ファイルは以下の参考サイトからダウンロードします。リンク
この拡張ファイルを使うことで、データベースから直接Excelのシートにデータを持ってくることが出来ます。
必要な部品を揃える
β版は個人で作る必要があります。なので予算の都合上M5Stackは買えませんので
温湿度センサー以外は安い部品で作ります( ;∀;)
必要な部品
ラズベリーパイB+
家にあったものを使います。
ESP32
Amazonで購入しました。リンク
SHT31温湿度センサーモジュール
秋月電子で購入しました。リンク
ユニバーサル基板 6x8cm
Amazonで購入しました。リンク
100μf電解コンデンサ
家に合ったものを使います。
電池ボックス
Amazonで購入しました。リンク
単3乾電池
適当に買ってきたものを使います。
ssd1306(OLED有機ディスプレイ)
Amazonで購入しました。リンク
ジャンパワイヤー
Amazonで購入しました。リンク
2.1mmDCジャック メス
秋月電子で購入しました。リンク
2.1mmDCジャック オス
秋月電子で購入しました。リンク
必要な部品はこんなところでしょうか。
次回は部品が来る前に設計をします。