FreeBSD13.1 インスタンスの破棄と再構成
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去年の春先に14.2にまで上げていましたが、UFSのボリュームが小さく使い勝手が悪くなっていました。
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freebsd-update で作業していたのですが、このところのネットワーク不安定な時間帯(落雷とかいろいろで)に作業してたことで、大事なコマンドが不完全な終了をしたようです。 screen か何かで保護してやればよかったのですが、イレギュラーな手作業でトラブって正直なところ環境を壊しました。
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壊れ方としては freebsd-version で正しいバージョンを返せない、update コマンドが困ってしまって動かないという厄介なやつで、通常ソースコードから作り直して突っ込む手があったと思いましたが、include絡みの面倒が起きていて、arm64だからかー触るの嫌だなーと思って諦めました。
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こういうときのリカバリの方法があるとは思うのですが、とりまアクセスはできていたし、更新が進められないだけでデータも引っ張れるし、動けばほったらかしにしてもいいというものです。外にデータを引っ張れれば、なんの問題もなく差し替えられるので、恐ろしい壊れ方しているわけでもありません。
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壊れた環境に特に未練もなく、使い勝手が悪いのでネットワーク監視拠点にもならず、放置するのもなんなので廃棄を決定しました。
"14.3-RELEASE for Oracle Cloud Infrastracture" w Ampere Core
- 14.2 REL 登場くらいから、MarketPlace ⇒ パートナー・イメージ に ”FreeBSD”が選択できるようになっています。
- "Always Free"を得るために シェイプ(仮想サービスを動かしてる物理の部分)の設定はAmpereを選びます。
- この後は、ブートボリュームを選択、ネットワークを設定すればOKです。 FreeBSD以外でも通る道ですので省略。
FreeBSD14.3 イメージでの初回ログインについて
- 例によって SSH公開鍵でしかログインはできません。
- 初期設定用のユーザIDは ”freebsd” です。
- WebGUIのコンソールでアクセスはできますが、パスワードで入れないので 初回の設定作業は "ssh" のみとなります.
- インターフェースによりRSA鍵しか使えないみたいなメッセージがでますが、事前に仕込んでいる ssh公開鍵は ed25519 で問題ないです。貼り付ける方式なら問題なく ~freebsd/.ssh/authorized_keys ファイルに書き込んでくれます。
感想
- FreeBSD を Oracle Cloud Infrastructure 環境にインストールしてみた を読んでか、わたしもFreeBSD/arm64環境を触ってみようと取り組んで三年目。 色々ありましたが、OCIでも安定運用できる素地ができてきた感じ。
- このカスタムイメージからZFSが使えるようになって、かなり使いこめるような環境になってきたのが嬉しい限りです。
- クラウド運用にサーバ管理も移行すると「数立てて作って壊すが当たり前」で、オンプレミスでも、コンテナ化で数ヶ月で差し替えたりするようになってくると世代管理だけやっている感じになります・・・データさえ一貫性が保てれば何でもありですからね。

