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NetBoxを使ってみよう 5回: IPAM (IPアドレス管理)

Last updated at Posted at 2024-09-24

概要

NetBoxを使ってみようの第5回で、今回はIPAMの機能を使ってIPアドレスやVLANの管理を行ってみます。
NetBoxではIPアドレスのみを管理することもできつつ、登録済みのDeviceやVirtual Machineに関連づけることもできます。
今回は前記事までに作成したDeviceとVirtual Machineにも関連付けてみます。

全記事

IPAM

登録するIPアドレスデータ

まずIPプールやVLAN、DHCPは以下のような構成になっています。

IPプール VLAN DHCP
192.168.0.0/24 無し (0) 192.168.0.11~100
192.168.1.0/24 1 -
192.168.2.0/24 2 -

続いて今回登録する利用済みの固定IPアドレスは以下とします。

IPアドレス Device / Virtual Machine Interface
192.168.0.1 Router-01 port-01
192.168.0.101 ESXi-00 vmnic0
192.168.0.111 ubuntu-unbound vnic-00
192.168.0.113 ubuntu-netbox vnic-00
192.168.0.254 vyos vnic-00
192.168.1.254 vyos vnic-01
192.168.2.254 vyos vnic-02

IPアドレスの登録

まずVLANの登録を行います。
無しを除いてVLANの1と2をそれぞれ作成しておきます。

image.png
image.png

続いてIP Prefixの登録を行います。
3つそれぞれ行います。

image.png

Plefixの詳細画面から、”Add IP Address”を選択してIPアドレスを登録していきます。

image.png

基本はIPアドレスとStatusの設定のみで登録できます。
Device情報やDNS情報などはオプションのため、必要に応じて登録する形になります。
また、Descriptionで任意の文字列を入れることもできるため、デフォルトゲートウェイは全て書いておきます。
今回はDNSは登録されているもの、Deviceは全て登録しておきます。

image.png

本記事内で予定していたIPアドレスを登録した感じは以下のような形になります。

image.png

このタイミングでPrefixを見てみると、空いているIPアドレスが一目でわかることが確認できます。
一番簡単な使い方になりますが、こんな感じでIPアドレスを管理できるような機能になります。

image.png

DHCP範囲の登録

続いてDHCP範囲を登録しておきます。
あらかじめDHCP範囲を登録しておくことで、Prefixの使用率などをより正確にしていきます。

まずRoleの作成でDHCPを作成します。
※必須ではない

image.png

続いてIP RangeでDHCP範囲を指定しつつ、先程のRoleを割り当てます。
また、Mark utilizedにチェックを入れておきます。
ここにチェックを入れておくことで、使用済みとなり、使用量を明確にできます。

image.png

最後にPrefixの一覧を確認してみると、DHCPの範囲を登録したため、使用量が一気に消費されていることが確認できます。

image.png

まとめ

今回はNetBoxのIPAMの機能を触ってみました。
結構使いやすく、普段ちゃんと管理しておらず、IP空いてるかわからなくなることがあったので、これで解消できそうです。
また、DeviceやVirtual Machineと関連付けることで何がIPを使っているのかまですぐわかるのは便利な印象です。

次の記事はこちら

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