はじめに、私は8月に社内SEとして入社したばかりの新米エンジニアである。
普段は社内PCやサーバの環境構成から簡単な社内ツールのデベロッパーとして活躍しております。
それがある日のことです・・・。
(こっから軽い寸劇、実在する登場人物をかなり歪めてお送りします)
## 寸劇
「俺くん、ちょっといいか?」
「なんでしょ?」
「この前地震あったやろ?その時におもったんよねー。この会社にサーバー機器などの耐震対策がないことを」
「はぁ、まぁー大型の地震あったときに倒れて怪我でも起こったら困りますからね」
「そこで手始めに、入り口手前のメタルラックを耐震対策してくれへん?」
「せや、この前大型キャビネットの場所確保したせいで下の板外したから、もうラックがグラグラやで」
「でもこのメタルラックの下、キャスターなんで上から挟み込むような器材付けれないですよ」
「そうなんよねー。で、考えた結果ワイヤーで固定しようと思ってん」
「ワイヤーで他のラックとかと連結させるんですか?」
「それもいいけど、素直に壁に取り付けたらいいやん」
「え?壁コンクリートですよ?ドリルでもない限り・・・」
「あるねん、ドリル」
デデン、コンクリート用のハンマードリルです。
「あ、でもコンクリート用のネジとかいるんじゃないですか?」
「あるねん、コンクリート用のネジ」
ご丁寧にコンクリートのみならず、木造などのネジやら全て揃っている。
「そんな壁に穴とかコンクリート開けたことないですよ?」
「上司もやったことあるから大丈夫できる」
お、おう・・・。
そう、我社は何事に置いてもできることは自前で行うShafooなのです。。。
必要な道具
とりあえず、コンクリートの開け方を検索してみると必要な道具としては
・ コンクリート用のドリル(細めと太め)※ただしネジよりは小さい口径が必要
取り付けたい金具とチェーン以外はすべて揃っていたので、金具とチェーンはすぐさまamazonで取り寄せました。
チェーンと繋ぐため金具にはフックがあるものにしました。
工程
工程は以下の通り(比較的簡単)
- 開ける箇所の下にゴミ袋を敷く(あとで掃除しやすい用にする工夫)
- 金具の穴に合わせてマーキング(黒の油性ペンではマーキングできない場合は、ホワイトマーカーがあるとよい)
- マーキングした箇所に、細いドリルで掘る。
- ネジの長さと同じぐらいの深さまで掘れたら太いドリルに変えて再び掘る!(ギガ・ドリル・ブレイクゥゥゥ!)
- ワッシャーとネジを取り付ける。(ネジだけだと金具が抜けてしまうため)
- (1〜5)の工程を4回行う
- 何本かチェーンを止めて耐震対策完了
とまぁ工程をかいている時点でお気づきかもしれないが、コンクリートに金具を取り付けたあとに、
「あ、これqiitaの記事にしたら面白いんじゃない」と気づいたので、工程の写真がまるまる抜けてしまいました。
ただ、やる前とやったあとの画像だけは載せれるので、載せておきます。
beffor
after
かなり頑丈に取り付けれました。
ちなみに試しに私の体重(72Kg弱)を支えることもできたので、メタルラックぐらい倒れるのは屁でもない安定感でした。
##ドリルでコンクリートに穴を開けてみた感想
意外と簡単。
ただ、ドリルで穴を開ける際のコンクリートの粉塵は凶器、マスクとメガネもしくはゴーグル、あとイヤーマフがあれば最高death。
ああ、SEとしての実体験と同じぐらい簡単な日曜大工の知識がつけられるいい職場です。
正直こんなことできるようになるとは、1年前の自分は想像できなかったなぁと思っております。
いや、日曜大工の知識以上に本業のデベロッパーとしての知識もっとつけたいですよ?
ではでは、明日もコードが書けることを信じて仕事がんばります。