##マエセツ
このところ高校時代のバンド仲間などとオヤジバンドを組んでたまにライブハウスで演奏したりしている（というかやっていた）。･･･コロちゃんがブームになってからライブハウスはおろかスタジオで練習すらちょっとという感じで、次男に無理やりベース弾かせてホシノゲンさんとのコラボネタ動画作ったり、同じくブライアンメイコラボとか･･･。
【NETTODUETTOとは？】
最近YAMAHAがサービスしているNETDUETTOなるものがある。音楽を合奏するのに特化して遅延を極力配したオンラインシステムで、まさかこんなものが実現できるとはちょっと想像を超えていた(5Gでリアルタイムといっても光速は超えられないしパケットの遅延とか思ってた)。大学のJAZZ研の後輩がこんな紹介動画を作ってたのを見て(最後の方に遠隔セッションを実演している)、時々音が途切れたりするが音楽として成り立ってると驚いた。
早速音楽系の技術ワークショップやっているメンバーでお試ししてみたが、私だけちょっとつながってはお部屋から追い出されてしまう…どうやら回線が遅すぎるようだ(いまだにADSL)。ちょっと悔しかったのでネット増強計画でまずはWi-Maxに申し込んだ…がこれまたこのコロナ禍のせいかデバイス発送は1か月後以降だという…。なんだかなぁと思ってたとき、先ほどのJAZZ研後輩が今度は楽天モバイルUN-LIMITに入ったという。エリア内なら無制限で40Mぐらい出ると書いている人もいた。エリアを調べたらウチエリア内ということでこっちも申込み…をしたけどなかなかデバイス発送の連絡が来ない…ついには勝手にキャンセルされる始末ｗｗ
サポートに問い合わせてもなかなかつながらなかったが、なんとかつないだらもう一度申し込んでくれとのこと…ｗｗ
申し込み直してみたら緊急事態宣言終了して店舗受け取り可能とのことで即日稼働できた。
家で測ると確かに40M出てる。ということでWi-Maxはキャンセルし、さっそくネットセッションしようと準備に取り掛かる。
#機材をそろえる。
・まずはPC：これはうちにはグラボ積んだデスクトップからノートPC,MACまでごろごろしてる。前回のお試しですでにインストールしてある1世代前のグラボ積んだデスクトップを使います。
・USB－AUDIOインタフェース：これが一番重要。一応ちょっと前のTASCAMのやつを前から持っていたが、自粛生活になってすぐ暇つぶし用に8ch同時入力ミキサー付きのやつ(コロナ禍で株価が上がったと話題のZOOM製ですｗ)を使うことにした。
・音声信出力のある楽器、またはマイク：これがないとセッションできないですね。うちにはギターやベースは何本も、あと生ドラム、エレドラ、鍵盤系、エレキ＆生バイオリンなどたいがい揃っているけど手元でとっかえひっかえできるようにギター＆ベースとドラムマニア用コントローラ改造して作ったエレドラを用意した。
こんな感じ
しっかし部屋きたねぇなぁｗ（これでも自粛生活でだいぶ片づけた）
#オンラインストリートライブシステム。
ただ、NETDUETTO使って合奏しただけではつまらないのでストリートライブがオンラインでできる仕組みを考えてみた。
だいたいNETDUETTOは遅延が最小化された音だけに特化したネットワークサービスなので、他の演奏者などとのコミュニケーションはZOOMなどのオンライン会議システムを併用したり、さらにはその模様を配信したりなどすることになる。
ざっくりシステムはこんな感じにした。
演奏者側は音声はNETDUETTOだけを聞いて、Spatial.chatからの音はホストが一度NETDUETTOの入力として入れて、他の演奏者も含めお客さんの拍手や歓声などはNETDUETTO越しに聞きます。
NETDUETTOで束ねた演奏音をホストがSpatial.chatに流してお客さんはSpatial.chat上で演奏音や他のお客さんの拍手、歓声などを聞くことができ、ライブの臨場感を醸成します（さすがに曲に合わせた手拍子は無理そうだけどｗ）。
で実際に試してみた映像がこれ。
https://youtu.be/bOrLkXv0q6M
（リズムが不安だったのでちょっとゆっくり演奏してて躍動感がないですｗｗ）
ちなみにこれらのサービス、Spatial.chatは有料化が発表されたし、NETDUETTOもベータ版ということで今後SYNCROOMというサービスに移行することが決まっており、こちらもじきに有料化されるでしょうね。
Spatial.chatをVRChatやclusterに置き換えたらVR空間上でのオンラインストリートライブもできそうです（すでにやってる人もいるらしい）が、URLに入って名前入れてクリックですぐ参加できるSpatial.chatのお手軽さは捨てがたいです。
また同じやり方でお客さんと演奏者を適宜入れ替えればオンラインジャムセッションもできそうです。
というわけで無料でお気楽にオンラインストリートライブができるのはここしばらくなので皆さん自粛ライフを楽しみましょうｗｗ