##マエセツ
最近、1,000円で買える電子ドラムが話題ですが、私もドラムを叩くのが趣味なので家に電子ドラム持ってます(でんでん太鼓じゃないほう)。でも家では場所をとるのでいつもは畳んであったり、アンプやコードをつないだりとちょっと面倒。
また音楽系のハッカソンがあるとミニマムセットでスーツケースにつめて持っていったりしてた(たとえばこんな作品)のですがやっぱ重いです。こんなんとかも買ってこんな風に使ったりもしましたが、やっぱ強弱もつかないし、なんかしょぼい。
というわけで、常日頃コンパクトで持ち運び便利、家でも手軽につたける電子ドラムほしいなと思ってたところにハードオフのジャンクコーナーでこんなものあったので買ってはありました。(スタンドもフットコントローラも付いてなくてたしか300円ぐらいだったはず)
#まずは分解
このままではPLAYSTATION2とソフトがないと動かないしまずは分解です。裏の14個のネジをはずすとこんな基板が出てきます。
基板の回路は使わないですが、SELECTとSTARTのボタンは後々なんか使えそうなのでそのために残します。
コードは使わないのではずします。ICなどに伸びる基板の配線をドリルでカット(図中の赤丸)して各パッドからの配線を外に引き出します。
#ドラムはハードウェアが命※
今回のパッドはスタンドがないので(あってもちゃちそう)ガッツリスタンドに固定できるように、これまたイシバシ楽器だかのジャンクで買ってあった取り付け治具を裏カバーにネジ止めします。
下穴あけてネジ切りしてこんな感じに取り付けました。
これで多少ハードにプレイしてもある程度耐えてくれそうです。
※ドラム界隈ではスタンドなどの鳴り物を支えるパーツをハードウェアと呼びます。
#信号テスト
まずはSELCT、STARTボタンから。ここはただのゴムスイッチなのでテスターで抵抗値を測ります。
2つのボタンともOFF時は抵抗値∞、ON時は約13Ωでした。
次に各パッド。各パッドはオシロスコープをつないでスティックで叩いたときの波形を見ます。
いずれのパッドも同じぐらい(数V程度)のスパイク波形が観測されました。
各パッドは発砲素材で浮かした構造になっているので他のパッドを叩いてもほとんど反応しないのはさすが大量生産品です。
#実演
配線の先に標準ジャックをつけて電子ドラムのコントローラーにそれぞれぶっ刺したら完成。
でこんな感じ。
ドラムマニアコントローラで電子ドラム演奏(動画)
#まとめとこれから
そこそこのパッド数をコンパクトにまとめられた。
→オシロではほとんど混信がないように見えたが電子ドラムにつなげるとそこそこ混信する。電子ドラムコントローラ側のパラメータ調整or前処理回路が必要かな・・・。
ハイハットコントローラとバスドラペダルは電子ドラムのままなのでやや重たい。
→ 頑丈で軽いやつを自作したらいいのだけれども演奏性が落ちると本末転倒w
今後はハッカソンなどでのコンピュータとの連携用にこのあたりとかこのあたりを参考にしてUSB-MIDI化でもしよかと思ってる。(今のままでも電子ドラム使ってMIDI化できてるので+アルファを思いついたらやるかな)