●Private Link
さまざまなリソース間のプライベート接続を提供する。
仮想ネットワークからAzure PaaSサービス、あるいはAzure上で運用している自社の業務システムなどへのプライベート接続を行うためのプライベートエンドポイントを構成できる。
●サービスエンドポイントとPrivate Linkの特徴違い
・サービスエンドポイント
サービスエンドポイントを設定したリソースのIPアドレスは公的にルーティング可能なIPアドレス(パブリックIPアドレス)から変わることなく、ルートテーブルの変更とサービスごとのファーアウォール設定によって実現される。
Private Link
Private Linkのプライベートエンドポイントを作成すると、プライベートエンドポイント用のネットワークインターフェイスが作成され、このネットワークインターフェイスにプライベートIPアドレスが割り当てられる。そして、プライベートエンドポイントにストレージアカウントなどのリソースをマップすることによって、リソースへの直接アクセスを実現する。
●Private Linkの利点
サービスエンドポイントとは異なる利点がある。
・グローバルな展開
他のリージョンで実行されるサービスへのプライベート接続が可能。
・様々なネットワークから使用可能
ピアリングされた他の仮想ネットワークからも、Private Linkのプライベートエンドポイントを介してリソースにアクセスできる。
また、ExpressRouteやVPNトンネルで接続されたオンプレミスネットワークからも、Private Linkのプライベートエンドポイントを介してリソースにアクセスできる。