ご挨拶
皆さまこんにちは!
AIQVE ONE株式会社の@soulgemです。
AIQVE ONE ゲームテスト/QA Advent Calendar 2022、6日目は私が担当させていただきます。
私は2022年3月に入社しました。約9か月経ったのかと改めて時の流れをしみじみと感じます。前職では「英会話スクールのスタッフ」というゲーム業界とはまったく無縁の環境で働いておりました。去年の今頃、子ども達の面倒を見ながらひたすら営業の電話を掛けていた日々を思い出します。
業界歴が浅く、技術的なお話ができないため、私からは知っていて良かった!と感じた事前知識について書かせて頂こうと思います。あくまで私個人の話となりますので、参考にならないことも多いかと思いますが…………初めてゲームテスターを経験した感想や、この期間の振り返りを兼ねてお話していきたいと思います。
ソーシャルゲームの“勝手”が分かる
触れた事のないタイトルだったとしても、スマホゲームを普段プレイしているかどうかで仕様把握の効率が大きく変わってくると感じました。
世の中にどんなタイプのソーシャルゲームがあるかが分かる
リズムに合わせてノーツを叩く音ゲー、ひたすら周回してレベルを上げていく育成ゲーなど…………RPGひとつとってもタワーディフェンスであったりコマンドバトルであったりと形式は様々です。
ある程度ソーシャルゲームをやり込んでいると「今回担当のゲームは○○と近い構造か」とパターンの把握が即座に行えます。UIの飲み込みもスムーズにできると感じました。逆に、普段触れる機会の少ない海外産のゲームを担当した際、UIに馴染みがなく進めづらいといった事例も起こりました。
ソーシャルゲーム上の“あるある”を知っている
同じカードや素材によって覚醒が行える、コストを消費してスキルツリーを伸ばしていく、仲間が集うギルドやクランがある、ステップアップガチャやボックスガチャがあるなど、多くのゲームで登場頻度の高いシステムを最初から理解しておくとすぐ検証に取り掛かることができます。
また、「こう操作した時はこうなる方が良心的」「一般的なソーシャルゲーム基準からすればここが変」「ここに負荷がかかりやすい」といった、ユーザビリティ観点からの指摘がしやすくなります。
仕事上役に立った知識、役立つかもしれない知識
PC操作、Googleドライブの扱い
ショートカットキーは勿論、動画圧縮やアクセサリの活用などパソコンに対する知識が役立ちました。私はあまりパソコン知識に明るい方ではありませんが、ある程度使い慣れておいて良かったと思っています。
自社が携わっているタイトルへの理解
自分が仕事で携わっているタイトル以外にも、今自社でどんなタイトルに携わっているかを知ることも大切です。ゲーム各種に加えて通話アプリや依頼サイト、VRプラットフォームなど、普段利用しているツールが多いため「あれもこれも自社がお手伝いしたんだ」と実績への具体的な理解が深まりました。中には毎日使っているサービスもあり、やりがいに繋がると感じます。
制作ソフトへの理解
Live2d cubismやAdobe CreativeCloud、Unityなどをはじめとした制作ソフトに触れておくことで、仕様把握の円滑化や案件獲得に繋がるのではと考えています。
おわりに:これからゲームテスト業界に入るなら
業界のことや具体的な技術について、知識不足ではありますが、私が未経験でテスト業界に飛び込んだ際に感じたことを書き連ねてみました。もしゲームテスターが気になる!という方がいらっしゃれば、まずは色々な種類のゲームに触れてみるところから始めるといいかもしれません。
JSTQBの取得やテスターとしての技術力向上に向け、今後はより専門的な知識をつけていきたいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!