#概要
PowerAppsポータルを、サンドボックス環境等に移行したときのまとめ。
ポータル環境のバックアップとしても利用可能。
- 環境さえ用意できてしまえば、意外と簡単。10分ぐらいで実施可能でした。
- インポートするときの準備として、インポート先にも事前に、ポータルを作成しておく必要があります。
(これを忘れがち) - 移行では、ポータル管理側で設定したサイト設定・アクセス関連もそのまま移行でき、ちょっとびっくりでした。
(この方法を知るまでは、ポータルをコピーしたいとき、一つづつコピペしてました…)
#環境
- PowerAppsポータルとアクセスできるユーザ
- Windows10のPC
#手順
- 移行ツールを、PCにインストール
- ポータル構成データを、エクスポート
- ポータル構成データを、インポート
以上
#手順詳細
###1. 移行ツールを、PCにインストール
以下のサイトを参考に、「PowerShell を使用してツールをダウンロード」する。
・NuGetからツールをダウンロードする
https://docs.microsoft.com/ja-jp/dynamics365/customerengagement/on-premises/developer/download-tools-nuget
実行すると、このようにToolsフォルダの下に、マイグレーションツールがダウンロードされる
###2. ポータル構成データを、エクスポート
-
ダウンロードされた、「DataMigrationUtility」を実行。(ユーザフォルダー\Tools\ConfigurationMigration にあるはず)
-
Schema File に、"CommonDataService_Starter_Portal.xml"を選択。
-
Save to date File に、出力ファイル名を入力。
これだけで、ポータル構成のエクスポートが完了。
###3. ポータル構成データを、インポート
- ダウンロードされた、「DataMigrationUtility」を実行。(ユーザフォルダー\Tools\ConfigurationMigration にあるはず)
- "Import data" を選択し、"Continue" を押下。
- "Office365" を選択し、PowerAppsを利用しているユーザを入力。"Login"を押下。
- インポートしたい環境を選択。"Login"を押下。
- 先程エクスポートしたファイルなど、インポートしたいファイルを選択。"Import Data"を押下。
- インポートの状況が表示され、終了したら "Exit" を押下。
#参考
・ポータル構成の移行
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powerapps/maker/portals/admin/migrate-portal-configuration