はじめに
本記事では、AmazonMQを使用したPub/Sub通信を実装したいと思います。
セットアップ編とプログラム編の2記事構成で作成させていただきました。
セットアップ編ではAmazonMQのセットアップ方法を解説します。
プログラム編ではJavaを使用したPub/Sub通信を実装し、実際にAmazonMQを用いて動作確認を行います。
実装方法だけが気になる人はセットアップ編を飛ばしていただいて結構です。
▽プログラム編
https://qiita.com/sorasoraso/items/4eb0ba096075a8240881
AmazonMQとは
AmazonMQはAWSが提供するメッセージブローカーサービスです。
AmazonMQを使用することでメッセージブローカーのセットアップ、運用、保守をAWSにて管理することができます。
AmazonMQでは「Apache ActiveMQ Classic」と「RabbitMQ」の2種類のブローカーを選択することが可能です。
AmazonMQは無料枠が無いため、初めから料金が発生する点には注意が必要です。
ブローカーの作成
AWSのAmazonMQのコンソール画面にて「ブローカーの作成」を押下し、ブローカーの作成を行います。
ブローカーエンジンの選択
画像のように今回はActiveMQを用います。
デプロイモードとストレージタイプ
今回は検証用のブローカーのため、最小構成で作成を行いたいと思います。

冗長構成としたい場合には「アクティブ/スタンバイブローカー」を選択することで複数のブローカーでの運用が可能になります。
また、ストレージタイプによって料金体系が異なるため、要件に合わせて設定することが必要になります。
設定の定義
最後に追加設定を選択することができますが、今回は使用しません。
追加設定ではブローカーのVPCを指定したりCloudWatchへのログ出力などの設定を追加することができます。
追加は行わないため、次へボタンを押します。

確認画面
確認画面にて入力内容に誤りがなければブローカーの作成ボタンを押下し、ブローカーの作成を行います。
※確認画面の画像添付は省きます
ブローカーの作成には20分ほどかかるため、起動するまで待ちます。

AmazonMQはEC2のように停止できず常時課金されるため、不要な場合はブローカーを削除してください。
AmazonMQ(ActiveMQの利用方法)
AmazonMQの設定値確認
接続情報は詳細画面より確認できます。
この接続情報はプログラムより通信を行う際のエンドポイントとして使用します。
ActiveMQのウェブコンソール
ActiveMQウェブコンソールのURLを押下し、ActiveMQのコンソール画面にアクセスを行います。
ActiveMQのコンソール画面にアクセスができない場合は、VPCへのインバウンドルールの確認をしましょう。
Manage ActiveMQ brokerを押下し、AmazonMQのセットアップ時に設定したユーザ名とパスワードにてログインを行う。

ActiveMQのコンソール画面上のタブよりメッセージ送信の確認が行えます。
動作確認
実際にメッセージをAmazonMQへ送信し、Pub/Sub通信を行うプログラムの作成を行います。
以降は別の記事にて作成しましたのでこちらの記事を参照してください。
https://qiita.com/sorasoraso/items/4eb0ba096075a8240881





