はじめに
Amazon Q Developer CLIでゲームを作るキャンペーンを行っていたので、この機にQ Developer CLIを初めて試してみることにしました。
Amazon Q Developer CLI
Amazon Q Developer CLIは、AWSが提供するAIアシスタント機能付きの開発支援ツールです。コマンドラインから直接AIとやり取りしながら、コード生成、ファイル操作、AWS リソース管理などが可能です。
主な特徴
- 自然言語でのコード生成 - 日本語での指示でもコードを生成
- ファイルシステム操作 - ファイルの読み書き、ディレクトリ操作
- AWS CLI統合 - AWSリソースの管理と操作
- リアルタイム支援 - 開発中の即座なサポート
- MCPサポート - 外部MCPサーバーとの連携
今回作ったもの
作成の流れ
モデルの切り替え機能がリリースされたので、まずモデルをclaude-4-sonnetに切り替えました。
/model
1. 与えたプロンプト
最初に以下のプロンプトを与えました。たったこれだけ...
「ブラウザで動作する中学生向けタイピングゲームを作成してください。」
Thinkingからわずか数分で完成!
HTMLを生成するなんて簡単すぎるんですかね...
しかも動作も完璧で、時間が迫った時や不正解のギミックの動作も入っていました。
2. ドキュメント作成
フォルダ作成してHTMLをコピーし、READMEファイルを作成して
一つの指示で以下もやってくれました。
-
typing-game
フォルダの作成 - 生成したHTMLファイルをコピー
- ゲームの内容を記述したREADME.mdの作成
3. Qiita記事の下書き
Qiita記事の下書きもお願いします。
あまり好ましくないかもしれませんが、Qiita記事の下書きもお願いしてみました。
Qiita記事のmarkdownファイルも出力してくれたので、それをもとに修正してこの記事を書いています。
同一のセッション中で依頼したので、実際の途中のやりとりも含めて記事内容に取り込んでくれたのもよかったです。
実際の使用感
コマンドラインでの開発って正直どうなの?と思ってましたが、実際に利用すると非常に快適で、コードだけではなく、ローカルPC上の操作やQA、ドキュメント作成などいろいろな用途に使えそう。わずか数分で動作するゲームが作られるので、アイデアを素早く形にできるという意味で良さそうです。
急にThinkingが長くなったりすることも多かったので、処理走らせつつ別の作業をする感じがいいのかなと思います。
MCPサーバーで画像生成
AWS MCP Serversを使えば、画像生成もできそうだったので、Amazon Nova Canvas MCP Serverで画像生成も試してみました。
設定手順
ワークスペースのMCP設定ファイルに以下を設定します。(.amazonq/mcp.json)
{
"mcpServers": {
"nova-canvas": {
"command": "uvx",
"args": ["awslabs.nova-canvas-mcp-server@latest"],
"env": {
"AWS_PROFILE": "profile_name",
"AWS_REGION": "us-east-1",
"FASTMCP_LOG_LEVEL": "ERROR"
},
"disabled": false,
"autoApprove": []
}
}
}
指定したAWS_PROFILEで認証し、q chatを実行すると利用できます。
別に作ってもらった以下のゲームでは、背景画像をNova Canvasで生成してもらいました。
MCPサーバーを使ってみたかったこともあり、Amazon Nova Canvas MCP Serverでやりましたが、考えてみればuse_awsで普通に出来そうですね...
おわりに
会社の同僚からこのキャンペーンを聞いて、実際に試すことになったのですが、
このキャンペーン参加で、Q Developer CLIを触れたので活用していきたいです。
AWS認証情報を設定すれば、AWSリソースを確認したり、今回作ったゲームをホスティングさせたりできるので試してみたいと思います。
(ただ更新権限をQ Developerに与えて、暴走しないか少し気になりますが...)