ねらい/作るうえでのこだわり
・steam linkを活用した、ストリーミング型ゲーム機の作成
・電源を入れればすぐに、自動でストリーミングを開始すること
・キーボード/マウスなどのデバイスを介さずに、
コントローラのみで操作できるようにする。
> >躓いたところが多かったので詳細に書き記す。
環境
・RaspberryPi 4 4gb SD boot
・RPI OS buster 32bit
64bit osでは動作しないので32bit osにする必要がある
Steam Linkのインストール
sudo apt get update
sudo apt get upgrade
sudo apt install steamlink
sudo reboot
上記のコマンドを順番に入力してアップデートとインストールを済ませ、再起動を行う。
serviceを使った自動起動
systemを作成
sudo nano /etc/systemd/system/steamlink.service
中身
[Unit]
Description=Steam Link
After=graphical.target network-online.target
[Service]
Environment=DISPLAY=0:
ExecStartPre=/bin/sleep 5
ExecStart=steamlink
User=ユーザー名
[Install]
WantedBy=graphical.taeget
少し中身を解説すると
[Unit] GUIとネットワーク接続が確立したら起動する指定
[Service] ディスプレイを指定し、5秒たったらUserの権限でsteam linkを起動する
ctrl+oで保存 ctrl+X 編集を終了する
sudo systemctl start steamlink.service
上記のコマンドで自動起動を有効化する。
GPU RAM 割当を増やす
sudo raspi-config
4 Performance Options Configure performance settings
P2 GPU Memory Change the amount of memory made available to the GPU
の順番で入って行き、256と入力し256MBに設定する。
起動時のエラー対策
ネットワーク接続が確立してからsteamlinkを起動しないと
アップデートで引っかかるっぽいので下記の設定変更が必要。
sudo raspi-config
System Optionsから
Network at Boot
有効化する
Joy-Conを接続し使用する
Bluetoothの設定ウインドウをGUI上部から出す。
Joyconのリンクボタンを長押しし joy-conが接続モードになったら
GUIから接続を確定する(左右のJoy-conどちらも)
・接続が確立してもGUIを操作することはできない。
・接続が完了してもJoy-conのLEDは流れ続け、
steamlinkを起動すると1Pの表記になる。
使用時は os 起動後 steamlinkが起動する前に、
左右joy-conボタンを押し、bluetooth接続を確立する必要がある。
接続に失敗すると、片方だけつながり、正常に動作しない場合もある。
steam linkの接続設定
ストリーミングの画質設定を最低
その他自動にするとレイテンシが少なく快適にプレイできるようだ。
筐体 電源など
筐体は3Dプリンタを活用したり、Switchのクリアケースを加工して
ハンドヘルド筐体を作ると良いだろう。
電源は5V/3AがRPI4の推奨だが、
DAISOに売っている、5V2.4Aの指すタイプのHI-DISKモバイルバッテリー
でも警告なしに動作しているので私はこれを活用したいと思う。
パススルーに関する記載は見つけられなかったが
動作しているのでおすすめである。
DAISOバッテリー リンク
https://jp.daisonet.com/products/4984279862797?_pos=1&_sid=20f8cb373&_ss=r
瞬電に関してはコンデンサとショットキーを活用し簡易UPSもどきを作れば解決である。
電源5vからショットキーをはさみ、
4700uf程度のコンデンサをGNDと結ぶ形でつけると
システムが不安定になることなく動作するようだ。
その場合Type-Cから電源を引き出す必要があるので、
type C dip化の基盤があると便利だと思う。
秋月type-C DIP化 リンク
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g115426/