情報漏えいが発生すると、「どこから侵入されたのか」に注目が集まりがちです。
しかし、侵入経路と、実際に情報が保存されている場所は同じとは限りません。
攻撃者がWebアプリケーションや不正に取得したアカウントからシステムへ侵入し、その先にあるデータベースから情報を持ち出すこともあります。
今回は、情報漏えいとデータベースの関係を整理します。
なぜデータベースが狙われるのか
データベースには、サービスや業務で使用するさまざまな情報が保存されています。
例えば、次のようなデータです。
- 氏名や住所
- メールアドレス
- 顧客・会員情報
- 購入・契約履歴
- 従業員情報
- 社内の業務データ
こうした情報が一か所に集約されている場合、攻撃者はデータベースへアクセスすることで、大量の情報を取得できる可能性があります。
そのため、データベースは侵入後の主要な標的の一つになります!
侵入されても、すべての情報が見られるとは限らない
システムへ侵入されたからといって、必ずデータベース全体を閲覧されるわけではありません。
実際にどこまでアクセスできるかは、侵害されたアカウントに付与されている権限によって変わります。
一部のデータだけを参照できるアカウントと、データベース全体を操作できるアカウントでは、侵害されたときの影響が大きく異なります。
必要以上に広い権限が与えられていると、一つのアカウントが侵害されただけでも、被害が広がる可能性があります。
データベース管理が被害の範囲を左右する
外部からの侵入を防ぐ対策は重要ですが、それだけですべての攻撃を防げるとは限りません。
万が一侵入された場合に備えて、
- 誰がデータベースへアクセスできるか
- どこまでデータを閲覧・操作できるか
- 不要なアカウントや権限が残っていないか
を継続的に確認する必要があります。
重要なのは、侵入を防ぐことだけではありません。侵入されたとしても、アクセスできる範囲を必要最小限に抑えておくことです。
まとめ
攻撃の入口は、必ずしもデータベースではありません。
しかし、個人情報や業務上の重要な情報が集まるデータベースは、侵入後に狙われやすい場所です。
情報漏えいによる被害を抑えるためには、外部からの攻撃対策に加えて、アカウントやアクセス権限を適切に管理する必要があります。
「誰が、どの情報へアクセスできるのか」を把握することが、データベースを守る第一歩です。
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