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CarPlay利用中に画面を見ずにLine送信したい

Last updated at Posted at 2019-12-13

標準でできるようになってます

2020/2/15現在、ショートカットを利用していなくてもLINE送信、通話が可能になっていました。
Siriの返答は一部うろ覚えですが、以下のような流れでLINEが利用できました。
ポイントは、相手の名前をフルネームで言うとNGで、下の名前だけ言うとOKなど、アドレス一覧の検索に癖があることです。

###LINEメッセージ送信
「(自分)ライン送信」→「(Siri)誰に送りますか?」→「(自)相手の名前」→「(S)内容は何ですか?」→「(自)これから帰るよ」→「(S)送信先と内容は〜です。送信して良いですか?」→「(自)はい」→LINEが送信される

###LINE通話
「(自分)ライン通話」→「(Siri)誰と通話しますか?」→「(自)相手の名前」→「(S)この人で良い?」→「(自)はい」→通話のコール音がして相手を呼び出す

注意!

2020/1/15現在、自分の環境では、IFTTTにPOSTする処理の箇所でSiriから「車を降りてから実行してください」と言われるようになってしまい、使えなくなりました。原因調査中です。

これは何?

CarPlay使っていますか?
スマホより不自由で、カーナビよりも「ゆるっと」していますが、なんとか使えています。
地図や音楽は選択肢が増えましたが、メッセージ関係は限定的なのが不満です。

本記事はCarPlay中にLineにメッセージを送信する方法です。
家族に「渋滞で遅れるよ」などと簡単なメッセージを送るために作りました。

IFTTTとiOSのショートカットアプリを連携して実現しています。

出来ること

  • 音声操作だけで、画面を一切見ずにLine送信ができます。

  • 送信先(Lineグループ)は固定です。複数のショートカットとIFTTTレシピを作成すれば、複数の送り先に対応可能となるでしょう。

  • 一息で喋れる文章を送信します。息継ぎすると、そこでSiriが勝手に締め切ります。

  • Lineの受信に関しては、ノーケアです。安全に停車してLineアプリを使いましょう。

不具合または制限

  • 送信先は、個人宛でもLineグループが必要です(自分、相手、LINE Notifyの3人)
  • CarPlayから利用すると、たまにショートカットのスクリプト実行が途中で終了してしまいます。その場合は、最初からやり直しとなります。原因不明です。
  • 音声入力の直前や終了時に、カスタムできない固定の文章を喋るので、Siriの返事がくどいです。例えばこんな感じです。
    • 「送信しますか?」(自分が作った文章)
    • 「テキストはなんですか?」(文章聞き取りの際、勝手に挿入される文章)

必要なもの

  • CarPlay対応車両
  • CarPlay対応iPhone
  • IFTTTアカウント
  • Lineアカウント
  • ショートカットアプリ

事前準備

webhook ifttt lineでググってLineに送信できるURLを作成してください。
こんなのですhttps://maker.ifttt.com/trigger/イベント名/with/key/キー文字列
IFTTTでLineのレシピを作成する時点で、送信先と文章を設定しまので、送り先は固定となります。
IFTTTのMessage設定はValue1だけ残して、残りは消しておきます。
このValue1は、ただの文字列ではなく、ingredientの方です。

ショートカット作成

事前準備ができたら、iPhoneのショートカットアプリを起動して、「+ショートカットを作成」します。

###ショートカットの内容

ショートカットが起動したことを知らせます。
利用している機能「テキストを読み上げる」
001.PNG

まずは送信する文章を音声入力で取得します。念の為、文章を復唱します。
利用している機能「テキストを音声入力」「テキストを読み上げる」「変数を設定」
「テキストを音声入力」については、全て表示を増やす→聞き取りを停止=一時停止後としてください。
一時停止後にすることで、話し終えた時点で次のアクションに自動的に移行できます。
002.PNG

次に復唱した文章でよいかを確認します。
利用している機能「テキストを読み上げる」
003.PNG

IF文にします。「はい」「いいえ」で答えることを想定しています。
利用している機能「テキストを音声入力」「if文」
004.PNG

####IF文の成立時の内容
IFTTTを経由してLine送信します。
URLには、事前準備で取得したIFTTTのwebhookアドレスを設定します。
利用している機能「URL」「URLの内容を取得」
005.PNG

送信が完了したことを喋ります。くどい感じの反応になりますが、全部の処理が完了せずに処理が終わってしまうことがあるので、正常終了の確認用です。
利用している機能「テキストを読み上げる」
006.PNG
IF文の成立時の処理は以上です。

####IF文の不成立時の内容
送信を中断したことをお知らせします。
利用している機能「テキストを読み上げる」
007.PNG

ここまでできたら、画面右上の「次へ」をタップして保存します。

###ショートカット名を決める
ショートカットの名前はSiriから呼び出す際に、自分が喋る言葉になります。
他のアプリとカブると、ショートカットよりもアプリが優先的に呼び出されることがあります。
自分は覚えやすさを優先して「ライン送信」としました。
そうするとLineアプリが出てきてしまうので、LineのSiri連携を切っています。
(それでもたまにLineアプリが起動してしまいます)

使い方

ハンドルのSiri起動ボタンを押して、ショートカット名を喋ります。
スマホ単体でSiriを起動しても同じことができますので、デバッグや練習はCarPlayは不要です。
CarPlay中は、何故かショートカットが最後まで実行されないことがあります。
そういう場合は、もう一度Siri起動ボタンを押すところから始めましょう。

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