はじめに
「AIをプロダクトに組み込もうとしたら、思っていた10倍のコストがかかった」
こういう話を最近よく聞きます。
原因のほとんどは、APIの料金体系を「1トークンいくら」という
表面的な数字だけで見てしまっていることにあります。
G2が25以上のプロバイダーを対象にまとめた
2026年版AI API 料金ガイドを読んで、 これは開発者が一度ちゃんと理解しておくべき内容だと思ったので紹介します。
「定価」と「実際に払う金額」は別物
まず理解しておくべきことがあります。
AIのAPIは入力トークン(input)と出力トークン(output)で料金が異なります。
しかも出力トークンは入力トークンの2〜8倍のコストがかかるケースが多い。
2026年6月時点の価格帯はこのようになっています。
| ティア | 代表モデル | 入力 ($/1Mトークン) | 出力 ($/1Mトークン) |
|---|---|---|---|
| フラッグシップ | GPT-5.5, Claude Opus 4.8 | $3〜$30 | $15〜$180 |
| ミドル | GPT-5 mini, Gemini 2.5 Flash | $0.10〜$1.50 | $0.40〜$9.00 |
| バジェット | Liquid LFM2-8B, DeepSeek | $0.01〜$0.05 | $0.02〜$0.40 |
最安のLiquid LFM2-8Bが$0.01/1Mトークンで、
最高のGPT-5.5 Proが$30/1Mトークン。
入力だけで3,000倍の差があります。