Globee Advent Calendar 21日目の記事です。
こんにちは。またの登場失礼します、Globee2人目のデザイナー苗村です。(前回記事はこちら、前々回記事はこちらです)
Adobe MAX 2023でアップデートのあった、AfterEffectsの「ロトブラシ」機能をサクッと試してみた!のでお伝えします。
AfterEffect「ロトブラシ機能_3.0」
ロトブラシ機能では「切り抜きたい被写体」を動画から分離させてくれる機能です。動くマスクを簡単に作成出来ます。
12,3年前、1フレーズおきに手作業で行っていた作業を、おおよそのベースをAIが自動でやってくれます。
試したかった背景
abceedのコンテンツの中に、コーチ陣による「解説講義動画」があります。2023年の10月までに116本の解説講義動画を公開しています。
今後、解説講義動画やコンテンツ制作において、ロトブラシは一役買えるのではないか?と考えました。
ロトブラシ機能を試してみる
❶動画を用意
夏に娘が撮影したクラゲの動画があったので、今回はこちらで試してみます。
細い触手まで切り抜けるでしょうか..
❷AfterEffectsへ読み込み、ロトブラシでなぞる
読み込み→コンポジット→動画をダブルクリック
→ロトブラシツールを選択、ラフに被写体をなぞる
❸調整ツールでエッジを微調整
感覚的、数値的に境界線のぼかしや滑らかさを調整。
結果
サクッとのレベルではマスクの精度は悪くなさそうです。触手(細部)のクオリティはまだまだかと感じました。
課題・まとめ
切り抜き後、より自然に馴染ませるためには、撮影時の背景が大きく左右しそうです。今回は半透明のモチーフであるため、顕著に分かりました。
サクッと試したため、細い触手部分のマスクの精度を上げられませんでした。細部のクオリティを上げるには、いくつかのモチーフ、様々な背景で試し、数値等をじっくり検証する必要がありそうです。
今回、2秒半程度の尺で、作業時1/2の解像度でも時間はかかったので、高解像度、長尺の動画での編集はタフな部分もありそうだと予測しています。
今後、動画コンテンツで一役買える日が来ることを願い、結びとさせていただきます。
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