Qiita で記事を投稿する際に使用する Markdown には、 LaTeX 数式を埋め込むことができる。
しかし、そこら辺の .tex
ファイルや、ローカルに保存されている .md
ファイルから数式をコピペしてそのまま貼ってもエラーになることがある。どうやら Qiita の Markdown レンダラーでは一部の記法でパース失敗するようである。
まあ GitHub の Markdown プレビューよりはマシですけど。 GitHub は複雑な LaTeX 数式が不可解な条件でレンダリングされたりされなかったりしますから。
...ということで、 Qiita に数式をコピペして投稿する際に確認すべき内容/処理すべき内容を挙げている。
自分が知っている限りの内容しか書いてないので意外と少ないかもしれない。ただ、自分はこれ以外のトラブルにまだ遭遇したことがない。
置換すべき対象
LaTeX 中に含まれる次のコードは全て置換する必要がある。
置換対象 | 置換先 |
---|---|
\\ |
\\\\ |
\, |
\\, |
\; |
\\; |
\{ |
\\{ |
\} |
\\} |
}_{ |
}\_{ |
\;
などのような バックスラッシュ + 記号 という記法はここに挙げた他にもありそうで、おそらくそれらも全て似たようなルールで置換が必要である。
忌避すべき記法
- 行頭に
+
,-
,*
が入る表記- いつもではないが、時よりこのような書き方をしていると数式のレンダリングを諦めてしまうことがあるようだ
- Markdown のリスト記法と衝突しているのかもしれない
- 次の正規表現で見つけよう:
^[ \t]*[\+\-\*]
その他
横に長い数式は極力避けよう。モバイル端末で表示した場合に見づらくなる。
\begin{aligned}
- \end{aligned}
とかを使って縦に揃えよう。