8
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

VScodeからリモート先環境やリモート先のコンテナ環境で開発する方法

Last updated at Posted at 2021-01-15

はじめに

VScodeを使ってリモート先の環境上で開発ができるとのことを聞いたので試してみた。

実行環境

【ローカルPC】
  ・Windows 10 pro
  ・VScode 1.50.1
  ・OpenSSH_for_Windows_7.7p1, LibreSSL 2.6.5

【リモート先の環境】
  ・Ubuntu 18.04 LTS(GCP上)
  ・docker 19.03.13
  ・python3系

手順

1.リモート先サーバのセットアップ
2.ローカルPCのパッケージ追加&設定編集
3.VScodeからリモート先ホストにSSH接続
4.VScodeからリモート先のコンテナ内にSSH接続

1.リモート先サーバのセットアップ

SSH鍵設定

GCP上のVMインスタンスにSSH接続できる様に設定
 【GCPのVMインスタンスにローカルPCからSSH接続】を参考に。
 ※鍵の生成はこのタイミングでしている。公開鍵はサーバー側にアップロード。秘密鍵は後で使う。

Pythonインストール

 ※VScodeからの接続後、リモート先の環境を使えているか確認するため

# python3系がインストールされているか確認
$ sudo python --version
$ sudo python3 --version

# python3系がなければ、以下を実行
$ sudo apt update
$ sudo apt install -y python3
$ sudo apt install -y python3-pip

Pythonパッケージのインストール

$ pip3 install numpy pandas beautifulsoup4
# ※pythonのパッケージは、後でチェックすることが目的なので、一応ローカルPCに入っていないパッケージを入れておく。

dockerのインストールとコンテナ作成

dockerのインストール
 【Dockerコンテナ内のUbuntuではsystemctlは使えない】の手順1を参考に。
 ※dockerのバージョンはdocker=ce=5:19.03.14~3-0~ubuntu-bionic

コンテナ環境にダイレクトにSSH接続するための鍵ペアを用意
 鍵の生成は最初の手順と同様。 ※ホストと同じ鍵でもいいが、今回は別途作成。

コンテナの作成

$ sudo docker container run -it -d -p 20022:22 --name test_con python:3

# コンテナに入ってパッケージをインストール
$ sudo docker container exec -it test_con /bin/bash
コンテナ内のコマンド
apt update 
apt install nano

# SSHの鍵設定
apt install -y openssh-server
mkdir /var/run/sshd
mkdir /root/.ssh/
nano /root/.ssh/authorized_keys
# ※公開鍵の中身をコピー

## pythonのパッケージインストール
pip install numpy pandas peewee

# SSHサーバ起動
/usr/sbin/sshd -D

2.ローカルPCのパッケージ追加&設定編集

VScodeを起動し、Remote - SSH をインストール

ローカルPCの.ssh/config ファイルの編集

Qiita-no025_img01.jpg

設定ファイルの中身は以下を参考に編集。

.ssh/config
Host gcp
 HostNameGCPの外部IPUserSSH接続するユーザー名】
 Port 【ポート番号】 ※記載がない場合、22番ポートとなる。
 IdentityFile 【秘密鍵までのパス】

コマンドプロンプト上からSSH接続できるか確認

コマンドプロンプト
> ssh gcp

# 恐らく、パスフレーズの入力を求められる。

※1)秘密鍵のアクセス制限が緩すぎるとエラーになる。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
@         WARNING: UNPROTECTED PRIVATE KEY FILE!          @
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
Permissions for 'C:\\Users\\秘密鍵までのパス' are too open.

※2)リモート先のPublickeyのアクセス権限が緩いと接続できない。[700] or [744] に設定しておく必要がある。

Permission denied, please try again.

3.VScodeからリモート先ホストにSSH接続

VScodeからSSH接続

Qiita-no025_img02.jpg

新しいウィンドウが開くので、そこでターゲットホストの OS カテゴリーでLinuxを速やかに選択する
Qiita-no025_img03.jpg
 ※初回の接続時、OSカテゴリー選択を行わないとCould not establish connection to .... となり接続できない。

bashからリモート先環境を利用できているか確認
 初めて接続した状態ではTERMINALが 1.install になっているため、『+』をクリックしbashを追加する。
Qiita-no025_img04.jpg
リモート先の環境をちゃんと利用できているか試しに確認

$ python3

>>> import numpy
>>> from bs4 imoprt BeautfulSoup

実行できればOK!

4.VScodeからリモート先のコンテナ内にSSH接続

ローカルPCの.ssh/config ファイルにコンテナの接続情報を追加

設定ファイルの中身は以下を参考に編集。

.ssh/config
Host gcp
 HostNameGCPの外部IPUserSSH接続するユーザー名】
 Port 【ポート番号】 ※記載がない場合、22番ポートとなる。
 IdentityFile 【秘密鍵までのパス】

Host gcp_container
 HostNameGCPの外部IPUserSSH接続するユーザー名】 ※今回は、コンテナ内にユーザー作成などしていないため [root]
 Port 【ポート番号】 ※ポートマッピングしたホスト側のポート番号(今回の場合だと20022IdentityFile 【秘密鍵までのパス】 ※上記のホストとは別の鍵

 ※一旦この段階で、コマンドプロンプトやTeraTermなどからのSSH接続を試す。

手順3と同じ様にVScodeからSSH接続を行い、コンテナの環境をちゃんと利用できているか確認
Qiita-no025_img05.jpg
接続完了後、TERMINALより以下を実行。

$ python

>>> import pandas 
>>> imoprt peewee

実行できればOK!

8
6
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?