はじめに
いつも使っているCentOS7の中身がグチャグチャになってきたので再インストールしたのがきっかけ。
再インストールしたは良いものの、そのまんまだと色々問題があったので最低限使えるようした。
思ったよりCentOS7のminimalは何も入っていなかった。
環境
ホスト:Windows10 バージョン1607(OSビルド 14393.1198)
仮想化ソフト:VMware(R) Workstation 12 Player 12.5.6 build-5528349
仮想OS:CentOS-7-x86_64-Minimal-1708
設定すること
インストールは各自して下さい、インストール自体は他の記事を見て下さい。
基本的にroot
で動くことが前提です。
あと設定したにもかかわらず動かない場合はまず再起動してみて下さい。
コマンドの最初に$
とか#
がないのは付いているとコピーしにくいからです。
networkに繋げる
インストール時にnetworkの設定をしていない場合に発生する問題です。
まずnetworkのserviceを停止させ、設定ファイルを編集します。
/etc/rc.d/init.d/network stop
vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ens33
ONBOOTをyesにします、BOOTPROTがdhcpになっていなければdhcpにします。
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=dhcp
設定を編集したらnetowrkのserviceを開始します。
/etc/rc.d/init.d/network start
アップデート
一様ネットにつながるようになったらアップデートをしておきましょう。
yum update -y; yum upgrade -y
sudoを有効にする
インストール時に作成したuserのsudo
が有効になっていないので有効にします。
visudo
と打ってsudo
の権限を編集します。
visudo
92行目辺りにあるroot ALL=(ALL) ALLを下の行に複製し、rootの所を自分のuser名に書き換えます。
これでインストール時に作成したuserがsudo
を使えるようになります。
root ALL=(ALL) ALL
(user名) ALL=(ALL) ALL
gccをインストール
minimalには最初からgcc
が入っていないのでインストールします。
gccを使わないという方はしなくても良いですけれど、wget
くらいは入れとくと良いです。
まずwget
とDevelopment Tools
を入れます。
Development Tools
だけでもgcc
は使えるのですが、どうせなら最新版にしようということでgcc 7.3.0
にします。
yum install -y wget
yum group install -y "Development Tools"
gcc 7.3.0
のソースコードを入手してビルドします。
make
に時間が掛かるので注意です、終わった後に再起動して下さい。
cd /usr/local/src
wget http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/software/gcc/releases/gcc-7.3.0/gcc-7.3.0.tar.gz
tar zxvf gcc-7.3.0.tar.gz
cd gcc-7.3.0
./contrib/download_prerequisites
mkdir build
cd build
../configure --enable-languages=c,c++ --prefix=/usr/local --disable-bootstrap --disable-multilib
make
make install
shutdown -r now
その他
他に自分は、vim
とgit
をインストールして.bashrc
やvimrc
の設定とかをしています。
docker
のインストールはCentOS7にDockerをインストールするの記事を見てインストールしました。
参考資料
CentOSインストール後の設定メモ(minimal)
CentOSでsudoコマンドが使えない場合の対処法
CentOS 7 gcc 7.2.0のソースファイルからのインストール
CentOS7.2编译GCC7.3